神奈川県動物愛護協会の移転問題
3月1日の東京新聞の記事をみて心配した方から県はどうなっているのかとご相談がありました。こちらの記事です。
港北区篠原台町の篠原園地に近接する土地に建てられている県動物愛護協会が移転を余儀なくされているが候補地が見つからず、移転の条件もなかなか納得できるものではなく困っておられるという中身でした。
64年の活動実績がある公益財団法人です。私は地元で動物愛護協会さんにいろいろな局面でお世話になったという市民とともに動物愛護協会を訪ね、会長に話をうかがいました。
次に、県の財産経営課にも説明を求めました。市から建築確認が降りている証明書が存在するのにもかかわらず、違法と横浜市が断じる理由が県も明確に把握しておらず、釈然としません。上野県議には神奈川区の商店街で動物愛護協会に出ていかれては困るというお声も寄せられたのだそうです。
そこで人事異動もあったので、再度この問題を整理して県の財産経営課に話を聴きました。
①県有地に建設されている建物(団体の事務所?)について、「一部建築基準法違反」と横浜市から2015年から是正勧告が毎年出されていた。
②県と団体との関係は、土地の賃貸借を毎年行う関係。
県は、①を根拠にして、「契約更新をR5年度以降は行えない。移転先を探してほしい。」と2年前くらいに団体に伝えた。
③団体としては、横浜市に対して「なぜ建築基準法違反なのか。既存不適格ではないのか」と質問するも、明確な回答がないとのこと。
④県は、移転に際しては、県が周囲を緑化するために立ち退きをお願いするので一定の補償は行うが、建築物の監督官庁である横浜市が違法建築だというので、建物に関しては移転にあたって補償はできないとしている。
これらを踏まえて、今度は横浜市議団と連携し横浜市当局に話を聴くことになりました。
・横浜市がなぜ建築基準法違反と判断したのか。
・改善の余地があるのであれば、どう改善すれば、違反の解消になるのか。などです。
コメント
横浜市当局に話を聴いた結果はどうだったのでしょうか?
協会の方々にも共有済みですか?
今、クラファンで移転費用を集めてますが、支援されてますか?
市役所にも協会のみなさんとともに出向き、市にも県にも働きかけました。
明らかに行政の手続きがおかしいのですが、いかんともしがたく…、
会長さんとご相談をしてきました。
法律的なご相談の窓口もご紹介しています。
最近の経過は未確認です。
県が勝手に回答期限を区切ってきたときは、あまりに拙速だと、延長させました。
クラファン支援したいと考えましたが、区内の団体への寄付は
公選法に抵触しますのでできません。
現状どうなっているか改めて確認したいと思います。
shinasadaさま
会長と連絡がつきました。会のHPにも載っていますが、クラウドファンディングは無事目標を達成して終了したようです。よかったです。
がしかし移転に至る経過は明らかに行政の不正な判断があったとおもわれるのですが、このまま引っ越しになりそうです。訴訟には時間も手間もかかりますからね…