大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

朝鮮中高級学校創立70周年記念式典に参加しました。

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4月24日 私たち県議団が2015年に議席を取り戻して始めての視察は横浜市にある朝鮮中高級学校でした。その後何度も朝鮮学校の補助金復活を求めて議会質問を行いましたが知事の答弁は極めて冷たいものです。ヘイトスピーチや差別はいけないと美しいことを言いながら、官製ヘイトともいうべき補助金凍結を行う県の姿勢は横浜や川崎が補助金を出さない言い訳にもなってしまっています。

太平洋戦争の時に植民地にされて日本に連れてこられた方々の歴史、学ぶ権利を奪われてきた在日の子たちとその学びを保障するために「金のあるものは金を、知恵のあるものは知恵を、力のあるものは力を」と呼び掛けて自らのアイデンティティを確立するために民族の言葉や文化を学び、日本の学生に与えられて当然の権利が制限されている朝鮮学校をめぐる問題は心を砕いているテーマの一つです。

本来、行政が干渉すべきではない私学の教育内容も、県は視察を行い教育内容に問題がないことを確認しています。日本の学習指導要領に則った中身にもなっています。朝鮮学校側は常に学校をオープンにしておられて、教科書も公開されています。

以前視察した時は築年数が経っているので耐震調査をしたいけれど調査するお金も耐震工事をするお金もないというお話を伺いました。先生たちのお給料も3か月遅配の時がありました。命にかかわる問題が政治的に放置されていることに本当に申し訳なさを感じました。このたび多くの方のお志で3億円を集めるプロジェクトが始まり、耐震工事に向けた取り組みが始まったと言います。行政が傍観していいことではありません。

朝鮮学校について書き始めると長いので今日はこの辺で。黒岩知事から祝辞が届いていたようですが、年間6千万円の補助金を早く戻すべきです。憲法のもとで特定の国や地域に関してあからさまな差別がなされている状況を一刻も早く改善したいという思いを、つよくしました。


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