大山奈々子
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がけ崩れの現場をたずねる

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5月1日未明に、横浜市中区の住宅街で崖が崩れ、8世帯19人の方が避難しました。地方議員のライングループで綾瀬の松本市議から一報があり、すぐさま地元のみわ市議と上野県議とともに視察に向う方針を決めました。

崖地の中でも急傾斜地崩壊指定区域の指定は県に責任がありますのでどんな形状だったか確認が必要ですし、被災者の方への支援も必要です。

松本市議は今期で勇退されますが、地域の問題をキャッチすること、行政との交渉のコツなどたびたびご指導を仰ぎます。今回も駆けつけてまず何を調べるべきかうかがいました。そのうえで消防署や区にそれぞれ確認しました。

①自然崩壊か土地の造成によるものか。②被災者の避難所の状況。毛布等、食事飲料の確保。急いで避難されているので携帯電話の充電機、主な電話会社に対応できる充電機など。③市民が行政に相談するために、当番体制の確立と避難所、自治会に紙とHPで知らせる、特に土木の専門職員を連休中も交代で対応できるようにする。緊急で避難されたので家に帰って簡単な荷物を持ち出す希望者が出ると思いますのて、現場で対応できる職員の配置が必要と思います。

現地には地元消防に加え、県の横浜川崎治水事務所の職員さんもかけつけておられ、県としては国へ被害状況を報告する任務があるのだとおっしゃっていました。現場に近い赤旗読者さんにも状況をお聞きしました。

県の土砂災害ポータルサイトで確認したところイエローゾーンの中にレッドゾーンが混在する土地でしたが、まさにレッドゾーンのところが崩れた模様です。人命にかかわる被害はなかったものの、上の方では家屋の下の土がえぐられています。今後の雨で被害の拡大も懸念されるため、避難指示解除は見通せないと。被災者の方にもお会いできましたが、動転しておられて具体的なご要望をお聞きできる状況ではありませんでした。何かあればお声をと、市議県議の名刺をお渡ししました。被災者の方の支援のために今度とも市議団と力を合わせていきます。

土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン)

土砂災害が発生した場合に、住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、土砂災害を防止するために警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域

土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン)
 土砂災害が発生した場合に、建築物の損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域
(土石等の移動等により建築物に作用する力の大きさが、通常の建築物が土石等の移動に対して住民の生命または身体に著しい危害を生ずるおそれのある損壊を生ずることなく耐えることのできる力の大きさを上回る区域)


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