大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

加害の歴史を封印か。 相模湖ダム建設殉職者合同追悼会にて。

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毎年お招きいただくこの会は、私が議席を得て以来最初に相模原市選出の藤井県議が参加してその意義に深く感じ、みなさんもぜひと呼び掛けてくれて、以来極力参加させていただいています。今年は7月31日に開催されました。歴史的背景などは2019年の東京新聞の記事を。こちらです。コロナ禍のこの二年間は献花のみの開催でした。

合同、の意味は4か国合同という意味だと改めて。地元のみなさんやご遺族、関係団体のほかに来賓として相模原市長・神奈川県・神奈川県議会・中国大使館・横浜韓国総領事館、横浜華僑総会、民団神奈川、総聯神奈川という錚々たるラインナップです。県議は副議長のほかは私たち3人だけの参加だったのが残念。

そしてまたも黒岩知事が来ない。神奈川県というのは国際文化観光局局長が来たわけで、知事ではないのです。追悼の辞が読まれましたが、本村相模原市長の言葉は一般的な工事で亡くなった人を悼むトーン。県と議会代表の副議長の言葉には、「連れてこられた」、とか「心ならず」、だったかそういう意味が多少含まれていましたが、諸外国の代表のみなさんはやはり、植民地、強制連行、侵略戦争という言葉がきっちり語られ、それでも前を向いて友好な関係を築こうという思いが込められていました。総聯神奈川の方のご挨拶には、ついに朝鮮学校補助金差別の問題が語られそれは友好と平和を願う立場と相反するのだという意味合いで取り上げられ、私は深くうなずいたものです。

写真は、追悼の礼を尽くしつつ、日中国交回復50周年を祝う横浜中化学校国術団の皆さんによる獅子舞のフィナーレ

ギャラリーには相模湖ダム建設の資料が展示されてあり、湖底に沈む村のこと、高所から転落した日本人のこと、強制連行されてはだしで粗末な食事で11時間も肉体労働に従事させられた過酷な労働の状況など読みました。本当に私たちはこの歴史を忘れてはなりません。


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