大山奈々子
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2022港北平和のつどい 開催

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港北原水協主催の夏に平和を考えるつどいは社会福祉協議会をお借りします。このパーテーションの裏には机といすが並び、正面には発表者のスペースと、いくつかのDVDを放映する大きなスクリーンがあります。今年も幅広な年齢の方たちがご参加くださいました。

実行委員が力を入れた取り組みの数々は下のプログラムに紹介されていますが、なかでも原水禁世界大会に参加した建設職人の方の報告が、印象的でした。みんなで千羽鶴を折って建設職人の慰霊塔に掛けるのだそうです。初めて広島の原爆資料館を訪れ、先生と子どもたちの集合写真を見たそうです。「みんなで明るく微笑むその全員が一瞬にして命を落としたかと思うと…」絶句されていました。「俺たちは戦場に橋は架けない。架けるのは平和の架け橋だ」

リアルな体験は心に深い印象を刻みます。だからこそ脈々とカンパを募り代表を派遣する取り組みが続いてきているのです。

また、子どもたちに演劇を通じて平和の尊さを教えてこられた先生の実践も、つらいことや残酷なことから目を背けがちな親も子も意識を発展させる力になっていることに励まされます。

朗読劇も映像がない中でかえって生々しく情景を想像できる迫力がありました。

1977年の米軍の戦闘機墜落でパパママバイバイと言いながら、はとぽっぽの歌を歌いながら絶命した子どもたちの話も涙なしでは聞けません。

平和のバトンを受け継ぐこのイベント。猛暑とコロナ禍で参加者は60名弱でしたが、子どもたちの姿もありました。核兵器使用の危険性が現実のものとなっているいま、沖縄返還50周年の今年有意義な取組になったと思います。


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