大山奈々子
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米軍と闘い続けた山﨑正則さん 安らかに

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赤旗の訃報欄には気づきませんでしたが、喪主の宇佐美一平さんのFacebook発信で知りました。

神奈川県三浦半島地区 2日死去。通夜は6日午後6時から、葬儀は7日午前11時から、いずれも横須賀市米が浜2の5の40の、おりょう会館で。喪主は友人、宇佐美一平さんと高橋宏さん。2007年入党。横須賀市での米兵による女性強盗殺人事件国会賠償訴訟原告。

闘病中でいらっしゃることも知らず、大きなショックを受けました。党に入っておられたこともこの訃報で初めて知りました。米兵犯罪と闘う中で我が党に信頼を寄せてくださるのはそれは当然だったかもしれません。

弁護士の高橋宏さん

米兵犯罪に関するいろいろな集会でお話を聞くたび、犯罪被害者の闘いはいつもそうですが、妻が撲殺されたつらい体験を繰り返し繰り返し語らなければならない闘いの過酷さを思いました。葬祭場では入り口でこの冊子が渡されました。

週刊新聞 新かながわの記事です。

横須賀市議の根岸さんの弔辞が心に沁みました。原稿も見ずに語り掛けるような言葉でした。

山﨑夫妻は横須賀にドライブに来て海の美しさに惹かれ、花火もきれいに見えるでしょうねとここに住むことを決められたということ。でも好重さんは花火を見ることもなくこの世を去らねばならなかったこと。

米兵犯罪発生後、弁護士たちとともに根岸さんが初めてお宅を訪ねたときに、ドアを開けてもらえなかったが今思えばそのころ山﨑さんは警察によって加害者であると疑いをかけられ取り調べを受けておられたこと。

日米地位協定なんて言う言葉を知らなかった人がまさにそれとの闘いに取り組むことになったこと。

事件のあと山﨑さんたちの闘いで、そのあと設置されたスーパー防犯灯のこと。

山﨑さんと一緒に見たかった基地のない平和な日本を喜びたかったと。

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この冊子は改めて読むと、全国の基地あるが故の悲劇と背景にある日本政府の屈辱的なアメリカ従属ぶりが明らかで、米軍に守ってもらっていると微塵でも思っている人たちに本当に届けたいと思います。中の1ページだけでも紹介します。

沖縄から、岩国からたくさんの弔電が届いていました。たくさんの仲間と連帯し、惜しまれながら逝った山﨑さん、せめて好重さんと安らかに過ごしていただきたいと願います。人の命が尊重される国になるために山﨑さんのご遺志を継いで頑張らなければと思います。


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