大山奈々子
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ねんりんぴっくかながわ2022始まります。

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全国健康福祉祭 神奈川・横浜・川崎・相模原大会 3年ぶりの開催です。県内26市町で過去最多の32種目のスポーツ・文化の交流大会が繰り広げられます。11月12日から15日までです。今日は横浜アリーナで開会式。私も参加しました。

司会の榊原郁恵さんや、神奈川の魅力を紹介する川栄李奈さんの動画にミーハー的感動を覚えつつ、全国から集まった選手団のメッセージにも感動。代表の方がマイクで語り、スタンドの応援団も起立してアピール。各都道府県が何を自慢にしているのか。復帰50周年を迎える沖縄を筆頭に、やはり富士山に言及する山梨県静岡県、信長・秀吉・家康の3英傑を生んだと語る愛知県、うどん県香川、などなどの中で印象的だったのが長野県「人生二毛作」というスローガンを語っておられました。人生100年時代に現役を退いた後の生き方を問われる時代ですしね。

一方、知事の挨拶は、神奈川で自分が推進している「未病」、や「ヘルスケアニューフロンティア政策」について滔々と話すもので、鼻につきました。世界に発信とかいつもの大言壮語も併せて。

ミビョーマン…

知事が語る未病コンセプトはこちらです。超高齢化社会が来るといいながら健康と病気の間はグラデーション、自分で病気にならないよう自己管理をという発想。そして進める施策は、健康の産業化。

もはや後発の健康管理アプリを開発したり、未病学習教材までつくってみたり。ミビョーマンというキャラクターまで作って考え方を広報する…呆れています。

そしてヘルスケアニューフロンティアに至っては、最先端医療・最新技術の追求と称し、医療の産業化に躍起です。医療産業は県域を越えて展開するのだからその手の支援は国に任せ、自治体の本分を果たせと言いたい。

「いのち輝く神奈川」というなら、余計なことをしないで市町村の特定健診の受診率を上げるために支援したり、重度障害者の医療費助成や子どもの医療費助成を拡充したり、自治体がなすべき基本的な役割を果たすべきです。さらに高齢者の補聴器購入補助を行ったり、移動支援を充実したり、県営住宅を整備したり、高齢者が地域で安心して暮らしていける仕組みづくりに取り組むべきです。県職員の間では知事が変わったら真っ先に削られる分野が未病分野だとささやかれているそうです。

さて、人生の荒波を乗り越えて神奈川に集結した高齢者のみなさんが心置きなく日頃の成果を発揮されますように。


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