大山奈々子
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議案の討論についての奥ゆかしい慣習

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自民党さまより長い時間になってはいけないという不文律でもあるのでしょうか。

神奈川県議会は面白い傾向があります。議案の討論について、他会派は自民党の発言予定時間を一分たりとも超えないのです。議案に関する討論は本会議の採決前に行われます。「討論」と言っても県議会のそれは対面で意見を闘わせあう一般的な用語のそれではなく、議員が一方的に意見を述べる場面です。「これを討論、と呼ぶのか」と当初戸惑いました。

賛成のものと反対のものと両方取り上げていい議会が多い中で、県議会は、反対討論は反対する議案に関してだけ言及というルールがあるらしく、議案の8割に賛成する私たちであっても反対する議案はなぜ反対するのか何が問題なのか討論しますので、毎回反対ばかりの共産党のイメージになるのです。

毎回すべてに賛成する他の交渉会派は毎回賛成討論をしています。議案の討論の所要時間をあらかじめ議会局に伝えるのですがそこで毎回面白い数字を見ることになります。

議案の討論は反対討論から始めるというルールもあり、共産党反対討論7分 自民党賛成討論7分 立民賛成討論5分 公明賛成討論5分 民主賛成討論4分みたいな所要時間予告が行われます。私たちは他党の時間はもちろん気にせず、私たちの討論に必要な時間を申告しますので、時には共産党 10分 自民党9分 立民7分 公明7分 民主6分 みたいにもなります。微妙にうれしい私がいます。(幼稚か(笑))で、この自民が最長 他の会派は一歩下がる感が毎回なのです。偶然とは思えず。奥ゆかしいことよ。

・写真手前は議会の大半が開かれ、議員控室も置かれている県庁新庁舎、右は本庁舎と呼ばれる旧庁舎(横浜三塔の一つ、キングの塔が見えます。)


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