松竹さん問題から考える
私は、党首公選制を求めて党内議論を経ずに発刊されたという松竹さんの本も、そのために松竹さんが除名されたことを「攻撃」しているという批判的なメディアの論説も読めていない上に、中央本部と松竹さんの間でどんな交渉がなされたかも読めていないので、大方は信頼している中央の判断を受け入れるしかない。
党の議員でありながら、仲間も深く傷つき、周りの支援者も大変心配してくださっている今回の事件にこんなスタンスですみませんと思いつつ。
夫は、一般企業ならあり得ん、と批判してくるが、弾圧と解体の攻撃を受け続けた革命政党の存続をかけたルールは、一般的な社会通念では計り知れないものであることは伝えている。
ただ、違和感を持つのは、私程度の情報しかないであろう多くの仲間が、共産党は民主的議論が許されています‼️と強弁していること。
もちろん規約では許されています。実際私も議員になる前から党の方針とは違うことを提案したり、党の方針を批判したりしています。でも民主的な話し合いの中で解決、昇華してきました。私のごく身近な組織は本当に民主的です。
でも、そんな地域ばかりかしら。
異論を唱えて周りから袋叩きにあったという告発や、言論封じをされたという声が聞こえてきます。
(もっともそういう組織は共産党だけではないでしょう)
今回のことは自身を含め、真に民主的な組織運営を行なっているかどうかそれぞれが自省する機会にしなければならないなと思うのです。
そもそも共産党に過大な幻想をもってはダメで、党もまた人間集団。誤りも失敗もあります。
例えば人権に関する意識が醸成されるには時間もかかり、中央幹部が数年前ハラスメント研修を行ったという話はいいぞいいぞと思いました。同性愛に関する誤った発信を謝罪したこともいいねいいねと思います。私自身も折に触れ人権に関する研修を受けなければと思っています。
私は30年以上党に在籍しています。共産党の綱領はかつては党員の資質として「高潔な人格を持ち」と書かれてあってビビったことがありました。今はそれなくなりましたけど。(それはなぜ?)
実際には高潔な人も私のようにそうでもない人もいます。そんな人間集団を常にブラッシュアップするには新しい人に党に入ってもらったり、各自が自省することが重要です。党は党として揺るぎないものではなく常に生成発展していく組織なのだと思います。「党の新陳代謝を促進するためにどうぞ入ってください」とお仲間になっていただくことをお願いしています。「いや、僕はその論で行くともうやめていくべき年齢だから」と言われることもありますが、年齢ではなくて、党の外にいた方に中に入っていただいて客観的ご意見をいただくことが必要なのだと思っています。
どこの組織も完璧な人間集団なんてないと思いますが、見渡したところ、共産党が民主的であることは相対的には確かです。1期目の議員には発言権もない政党もちらほら。
政策でもなんでも共産党の主張とは違う部分がある、という方は多いのですが、一番国民の命と暮らしを尊重している党であることは確かなので、共産党を大きく伸ばしていただきたいと思っています。
高潔な人間集団になるべく国民に恥じない組織であるべく自身の研鑽と組織的にも見直しを図っていきたいと思います。
JCPカフェの楽しいリンクがありますのでご覧ください。こちらです。
写真は党本部です。

コメント
大山さんの発信に敬意を評します。
本当に民主的な対応が出来るようになるには、民主主義を経験し、家父長主義の残存がなくなった世代にしか実現できないような気がします。
私自身、民主主義的対応ができているかいつも疑問に感じてます。
民主主義社会の実現は簡単ではないと思いますが、目指さなければなりませんね。私も社会の構成員として目指そうと思います。
一応支持者です。日刊紙の配達を週2回しています。知り合いの党員も多いですが、皆本当に善意の方々です。私は中に入るつもりはありません(昔は入ってました)。今回の除名には全く賛同できません。このままだと共産党は消えていくと思います。それでも支持は続ける
つもりですが、高齢者の私と党のどちらが先に寿命が尽きるのか、生きているうちに自分の半生かけた党が消えるのを見るのはイヤですけどね。あなたのTwitterを見て驚きました。これが許されるなら何故除名なのか?謎です。ご活動に敬意を表します。ご自愛ください。
ご支援ありがとうございます。また入ってくださいよ、党の新陳代謝のために。
松竹さんの本を読むのは必須ではないと思います。彼のブログの関係の記事のいくつか、そしてメディアのいくつかの報道(これは短いので読むのにさして大変ではない)を読めば、除名が妥当か、またその後の党やしんぶん赤旗の論調がどうか、十分判断できると思います。
党の民主的改革のチャンスでもあると思います。是非率直な発言をお願いします。私も、ブログ(ペガサス・ブログ版)で繰り返し発信しています。
ある意味、岐路に立っていると思います。いい方向に進みますように。
正直な告白・コメントで好感が持てます。
今後とも、真っ正直な生き方を応援します。
ありがとうございます。とりあえず国民に恥じない生き方をしなければと思います。