民青の若者たちと懇談
昨年2022年、民青(民主青年同盟)のみなさんが県庁に来てくれて、コロナ禍でどれほど学生が困っているかを県担当課と懇談、それ以降、県に生活困窮者支援対策本部が立ち上がりました。
(今や控室は非常に狭いのでこんなに少人数でも集まって会議ができないのです。オンラインの参加者を含め3名でした。委員会室を借りて懇談しました)
彼らがいろいろな大学で対話して把握した若者の実態や要望をもって県庁に来てくれました。木佐木議員と君嶋前県議とともに意見交換をしました。いろいろ書いたメモを控室においていて手元にないのですが、衝撃だったことを思い出して書きます。
●学生の3人に1人が平均300万円の奨学金(という名の教育ローン)を借りて学んでいる。
●国立大で初年度納付金81万円、私立大学で137万円にも上る。
●自治会など学生組織が形骸化していて相談できるところがない。統一協会のことが宣伝されて、民青の声掛けがカルトへの勧誘と間違われないかと懸念していましたが、民青の問いかけやアンケートに答えてくれる学生さんが増えているそうです。
各地の食糧支援は毎回皆さん袋に一杯食糧を持って帰る。節約できるのは食事代と医療費だそうだ。食事は一日3食食べる場合は一食300円以下。2色の時は一食333円
(統一協会のことが宣伝されて、民青の声掛けがカルトへの勧誘と間違われないかと懸念していました)
民青が聞き取ったニーズを議会で取り上げてもらって都立大学の学費が無償化された(!)こういう活動が信頼を得ている。
●とにかくお金に関するニーズが多い。学費を下げてほしい。インターンに行くための交通費が欲しい。家賃支援が欲しい。
●国立大学でもWi-Fiが整備されておらず、勉強に支障をきたす。(ちょうど、議会質問でフリーWi-Fi整備を求めようと思っていたところなので大学でもか!と)
●携帯キャリアと契約できないとオンライン面接すらできない。経済格差が就職のチャンスを奪う
●国家公務員になる専門学校では警察や自衛隊に受験票を出すよう求められる(!)
●高校でエアコンをつけることができない
などなど。若者の将来を奪うような教育の自己負担の重さから早く解放したいと思いました。