大山奈々子
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「合理的配慮」にかけていた理由&改善の必要

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ひとつ前の投稿で、来年4月にオープンする港北区民文化センター、ミズキーホールについて。劇場の401席の中に車いす席が2つしかない問題。横浜市港北地域振興課から回答がありました。

(私が示した)国交省の移動円滑化基準が改正されたのは令和4年。

国交省の移動円滑化基準はこちらです。

車椅子使用者用客席の割合 ※客席総数に応じて段階的に設定(2,000以下は、客室の基準と同じ)
・ 客席総数の2%以上(総客席数~200)
・ 客席総数の1%+2以上(総客席数201~2,000)
・ 客席総数の0.75%+7以上(総客席数2,000~

ミズキーホールの建築確認をとったのは令和2年。当時の基準には合致していたので建築確認をとった。もう座席は出来ている。横浜市の「福祉のまちづくり条例」にもかなっているので問題はない。なお、車いす席は車いすを停めて、付き添う方も座れるようになっている。そのほかに正面ではないが、2席予備の席があるので、合計4席は確保できている。との見解でした。

そこで、粘着質な私はいくら何でも、来年新しくできるホールに車いす席が2/401席では恥ずかしすぎると思い、横浜市の「福祉のまちづくり条例」を見てみたところ、横浜市福祉のまちづくり条例施行規則 指定施設整備基準・建築物移動等円滑化基準新旧対照表 によると、「客席及び舞台」のルールが、

「車いす使用者用の客席を、観覧しやすく、かつ、出入口から容易に到達できる位置に2以上設けること。」

福祉のまちづくり条例があまりにも遅れています。共産党横浜市議団につないで改善を求めたいと思います。

なお、改正前の移動円滑化基準も確認しなければならないと考え、国交省に問い合わせ中です。合法かもしれませんが、○○以上という決めのもとで

最低ラインしか整備しない考え方でいいのかなと。哀しい哀しい出来事でした。


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