大山奈々子
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委員会室で悔し涙…

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議員になってから泣く機会が増えた気がします。私は決して泣き虫でもなく涙もろいほうでもありませんでした。
悲しさではなく悔しさからが多いですね。先日(12月11日)はついに常任委員会の委員席に座ったまま悔しさがこみあげて、マスクにいろいろ流れてきてマスクを外しに少し中座せざるを得なくなりました。

A.一つは県行政の劣化に。B.一つは不当な時間制限を強いられて。

A.問題は国際交流の名で米軍基地の中のアメリカンスクールとの交流をすすめよとの自民議員の一般質問に答えて教育長が推進する旨を答弁したことに発します。

ともかく一般的な外国人学校との交流が対象ではなく、基地の中に子どもを行かせる可能性もあるわけで、万一事件事故に巻き込まれた際に、日本の警察権が及ばないようなところに高校生を行かせる問題です。国際交流はおおいに結構ですが、学校対学校という話にとどまらず県教委が関与して基地に送り込むようなことをしてはならないと訴えました。「基地の整理縮小返還」という県是があります。私が事前に質問するべく渡してあったメモには、基地の返還を求める県是に照らして基地の中のアメリカンスクールとの連携を深めることは矛盾しないかと問う質問を書いておきました。

県是はこの間本会議でもうちをふくめて複数会派が取り上げています。県のHPに残っているのは松沢知事時代の知事のコメントのみですが、県が目指すべき理念として位置づけられてそれが廃止になった話はありません。でも県民への知名度も心配だったので念のため「県是」を答えてもらったのですが、担当課始め、誰も答えられなかったのです。そこで質疑は中断し、県是を答えられるか教育局の中で幹部らが顔を見合わせ結局誰も答弁できず。

●県の理念を誰一人答えられないこと●事前に示しているのに調べてもいないこと

ダブルで大きなショックを受けました。しかも休憩時間中に「所管が政策局だから政策局に質問されてはどうか」と言われてしまいました。もちろん一義的には基地対策課の所管ではありますが、県の理念は一つの部局だけがわきまえていればいいことではありません。黒岩県政が過去の県の理念など無視している例はいくつか見ていますが、理念まで軽視していることを痛感しました。

B.次に最後の項目を質問しようとしたら「大山委員、質問を終了してください」と委員長に制止されました。持ち時間が終わったと立憲民主系M委員長。

しかし途中で暫時休憩があったわけでそのロスタイム分は質問させてくれというと、「委員長の決定だから」と立憲民主系S議員。質問時間は委員の数に比例するので

自民など多数会派は二時間以上くらい質問できますが、私は今回は25分程度。1分1分に何を求めるか渾身の力で考えています。それをこのような形で不条理に時間制限。別なタイミングでは自民党が委員長に求めてさらっと質問時間が増やされたりします。

いまだに共産党だけ視察から外すことを行っている県議会。先述のS議員もいじめは許されないとか質問しているわけです。どれだけ悔しいことか。マスクを捨て、目を洗ってまた委員会室に戻りました。

今回の文教常任委員会では、他に、県立高校の追試許可対象に生理に起因するものも対象を拡大することや、臨時任用教員の教員採用試験での配慮を求める質問も行いました。今回の委員会を通じ、いじめや不登校、暴力行為が大幅に増えたことが明らかになりました。教員の未配置は県所管域(政令市以外の教員配置)だけでも

300人を超えています。教育の問題は山積しているのに質問時間が足りない、でも県民の代弁者として送っていただいている以上負けずに頑張るしかありません!


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