大山奈々子
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辺野古の軟弱地盤改良工事、代執行ではなく沖縄の声を聞け。

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普天間基地の移設先となっている名護市辺野古沖の軟弱地盤の改良工事をめぐって、国は、沖縄県に代わって承認する「代執行」に向けて訴えを起こし、今月20日、福岡高等裁判所那覇支部は県に対し、25日までに工事を承認するよう命じる判決を言い渡しました。

沖縄県民アンケートによると、7割の県民が辺野古の新基地建設に反対しています。普天間基地の運用停止を求めている普天間爆音訴訟の原告団も、辺野古移設反対と代執行を許さないとする声明を発表しています。県民の声を国に懸命に届ける玉城知事の意思を踏みにじって国が襲い掛かるような構図に、第二の基地県民として胸が痛みます。(マヨネーズのようだとされる軟弱地盤には沖縄県のHPにあるような問題があります)

玉城知事が肺炎で入院されていると知り、恐らく気持ちが弱っているときにこのようなひどい判決を受けてくじけることがないか実は不安でした。対米従属姿勢の極みのような問題に地方自治体の長として国に敢然と立ち向かう玉城デニーさんは、しかしやはり強かった。玉城知事は、回答期限の今日25日、県の幹部が代読する形でコメントを発表し「どのような対応がとれるか慎重に検討してきたが、今回の判決にはさまざまな問題があり、辺野古新基地建設に反対する多くの県民からの負託を受けていることから承認することは困難だ」として、これまでの姿勢を堅持し工事を承認しないことを決めたとのこと。国は代執行に向けて手続きを始めるようですが、沖縄県は上告を検討するでしょう。しかし最高裁で県側が勝訴するまで「代執行」を止める効力はないとのこと。沖縄県としては国と対話の道を追求し続けるとのことです。いつまで沖縄を犠牲にするのか。


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