大山奈々子
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カタール視察問題申し入れ

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神奈川県議会には県政調査という名目の、政務活動費とは別の議会費を使った視察の形があります。私たちは、他の議会ではあまり例のない、県民の税金を使いすぎるこの県政調査に反対しています。以下に昨年議案が提案された際の私の反対討論をご紹介します。いつものように共産党以外は全会派賛成でした。

【2023/12/18 県議会本会議】

〈日本共産党の大山奈々子です。私は日本共産党神奈川県議会議員団を代表し、今定例会に付託されました議員派遣案に反対する立場から討論を行います。今定例会に県政調査として議員派遣が提案されています。2024年3月26日から同 3月31日まで、カタール、アラブ首長国連邦へ11人の議員と3人の随行職員を派遣するものです。2027年開催予定の横浜園芸博覧会の前開催となる2023年ドーハ国際園芸博覧会を視察し、本県における開催の施策推進の参考とするという意味に加え、今後の県内企業の海外展開支援等の参考とするものだということです。今回は、航空機座席の種別はエコノミークラス、予算総額約900万円です。私たちは、そもそも県政調査という形式はやめるべきと訴えてきました。自らの調査研究としていくならば、議員一人当たり議員報酬とは別に月に53万円が支給されている政務活動費で行くべきであり、議会費を使うべきではないと考えます。政務活動費と重複するような趣旨の制度は廃止し、支出の見直しを図るべきと考えておりますので、本議員派遣案には反対いたします。〉

そして、今年になってこのカタールへの視察が実施された際、途中で私的な事情で帰国した議員がいたのです。団長会で自民党議員団長から謝罪がありました。議会の議決を経て議長が派遣した形の、公金を使った視察です。調査では事前に視察が完遂できないことがわかっていたとか。代わりの委員を立てるでもなく、視察団に話も通さず帰国したことを県民に説明しないまま。団長会で謝罪したところで、少数会派にはそのこと自体が知らされていません。議会軽視になるこの案件の原因究明と再発防止を求めました。申し入れ文は下のダウンロードからご覧ください。


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