県西部 町長訪問 中井町
5月10日の出来事が今になりました。m(__)m
中井町も大先輩の尾尻町議に同席していただきました。戸村裕司町長。大変物腰の柔らかい方でした。中井を選んで移住された方。町民への愛情を感じましたね。県への要望は★をつけました。
■2023年7月の県議会要望とその後の動きをまとめてくださっていました。継続要望が必要かもしれないのでまとめておきます。
①ビニールハウスの取り扱いの弾力的な運用:建築確認がいらないサイズが厳しい(高さと面積の上限について前面的に廃する方向)
②デジタル専門人材の確保・育成に関する支援制度の構築(デジタル人材シェアリング制度への検討、民間動画研修サービスの共同調達等の早期事業化をめざす)
③県道77号の井ノ口交差点から陣が堂交差点の歩道整備(用地取得に向けた動き)
■消滅可能自治体への分類をうけて
2024年4月の人口戦略会議で、令和二年の国勢調査によって消滅可能性自治体に分類された。想定されていたが重く受け止め、町民のみなさまに不安を与えずむしろ協力を仰ぐように取り組む。地域・エリアで埋没しない特徴と課題を明確化する。
■「近きものよろこび」の人口増加策にシフト
「近きもの悦び遠きもの来る」論語の言葉だそうです。住民の幸福度の向上を図り、そのことが生み出す好循環によって、移住・定住の促進を図るまちづくりにシフト。
◉高水準の子育て支援策(高校卒業までの小児医療費無償化、小中学校給食の無償化、妊娠・出産・産後ネウボラ※)+「結婚新生活支援事業(国:県:町 2/3:1/6:1/6)間口を広げた定住支援・空き家対策 ※フィンランド語で「アドバイスの場」を意味する「ネウボラ」 妊娠・出産から子育て期まで保健サービスと子育て支援サービスが一体となったワンストップによる切れ目のないサポート体制のこと
◉比較的高い高齢化率 県は26.3%、中井町36%。加齢性難聴者への補聴器購入補助、帯状疱疹ワクチン接種補助 介護保険料の据え置き (380円据え置き)後期高齢者医療保険の保険料引き上げを見据え対応
何とこの戸村町長は議員時代に後期高齢者広域連合議会で後期高齢者医療保険料の引き上げが諮られた際に反対討論をされたことがあったとか。(私は後期高齢者広域連合議会を二度傍聴しましたが、その限りでは、共産党の議員以外が討論していることを見たことがなかったのであのシャンシャンと決まっていく議会で反対討論をされているとは、と驚きました)
◉9000人を切った人口の4%が外国籍県民(14か国400人強、児童生徒はフィリピン、ベトナム、ボリビア、中国、ペルー、ブラジル)〈県西唯一の国際教室設置により外国につながりのある児童・生徒への支援「面談時の通訳者」近隣NPOの要請講座による「日本語学習ボランティア」〉小中一校ずつで、国際教室も一つずつある。お1人が子どもの家庭の問題あ㎡で対応していただいている。歯車が折れないように、ごみの問題にはじまって労働相談にも秦野で応じている 現在派遣業者が入っているが、企業としてどの程度認識があるか。
★県として外国籍の方たちの相談を担ってほしい。リモート相談やワンストップの窓口を。町が出している指導員は一人が会計年度任用職員
■ミスマッチの解消がカギ 〈暮らしと子育てのチョー穴場〉買い物・公共交通の課題に引き続き注力。 食品スーパーなどもできてきている。商圏として中井が見直されている。 しかし、宅地化されたところも埋まり切っていない。新たな生涯学習施設も。工業団地の誘致も行ている。かつて大きい企業が海外進出で税収が億単位で減った。そこだけに依存しない。昼間人口が136.2%住みたい人と住まいのミスマッチが問題。ジェンダーギャップ解消は役場の働き方改革から。
その他
■防災対策
◉昨年度から「防災モニター」による女性、高齢者、障害を抱える方、企業、できれば外国につながりのある方との情報共有、提案を含む意見交換をとおして防災意識の醸成を図る
◉酷暑を避けた総合防災訓練、避難所訓練等 各種訓練の再整備
★◉「災害時避難皇后要支援者個別計画」の策定では今後、県の支援も求めていきたい
■エネルギー対策
◉2019年に環境基本計画を改定したが、その後のカーボンニュートラルの動きなどに即応しきれていない。
◉町として再生可能エネルギーの利用、リサイクル食器などの活用により、「イベントのエコ化」に取り組むことで意識醸成を図る。
◉県の水源環境保全税により水源林保全事業により20年来の支援を受けてきたが、さらなる成果をめざし、「竹害対策」(県西活性化プロジェクト)、自伐型林業の導入、郷土資料に自然分野を加えるなど「自然体験の強化」やごみ減量化により、SDGsはもとより、生物多様性の保全と利活用、有害鳥獣対策、治山治水に至る総合的なビジョンを描きながら取り組んでいる
◉町内事業者がソーラーシェアリングや太陽光発電に取り組んでいる
■教育政策
◉2022年よりコミニュテイスクールを設置 足柄上地区では最後まで残った子ども会育成指導者連絡協議会の解散、祭りの継承などで少子化の影響
「教育ビジョン」策定で学校教育社会教育の在り方について共有をはかる。生涯学習施設への取組、郷土資料のデジタル化によりなかいの真価を町内外に位置付ける
◉体育協会・文団連をとおした 「部活動の地域移行」の取組み
■農林水産業をはじめとした産業政策
●農業経営高騰への臨時給付金を二年連続で実施
●新規就農者とともに帰農者も増加傾向、つどいなどを展開していく
●あらたな企業連絡会への模索
■県立中井やまゆり園
「小規模な能福連携」の取組やこれまでの交流を軸に、理念上の〝地域〟と地理上の〝地域〟を結びながら連携を図ることでやまゆり園の模索する地域校に受け助力していく
■再審法改正 町村会での県弁護士会の説明会をうけ中井町はこれに賛同されました。私も勉強します。
最後に「庁舎前の懸垂幕《心の底から町民募集》は町長の思いが胸に刺さりますねー」と言ってみたところ、「若者たちにスローガンを考えてもらって私の胸の内がわかるのか?というような言葉を考えてくれました(笑)」とのこと。(到着したときに木佐木議員とあれいいねと話した時に「でもここに来るのは町民だからなー」と彼がつぶやきました。それもそうだ)そこで「でもあれ見るの町民の方ばかりというのが残念ですね」と遠慮なく言ってみました。すると町長が「!東名(高速)にあれを張ればいいんだ!」とおっしゃっていましたが実現するかなー