大山奈々子
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過労死再発防止に真摯に向き合った企業の例 教訓的

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昨日の過労死シンポで「東芝デジタルソリューションズ株式会社の過労死再発防止について」の報告は30歳で息子さんが過労自死してしまわれたご両親と会社との交渉に当たった弁護士さんが報告。これは珍しく過労死を引き起こした上に対応もまずい悪徳企業の例ではなかった点が救いで、そういう改善の意識の高い幹部がいらしたことが大きいとはおっしゃっていました。その解決の過程で重要なスライドを写真に撮りました。

この会社は事件当初から全面的な資料開示を行い社内でも調査を行い、原因解明を進めてこられたそうです。そのことをHPに発信されています。

逆に言うとトップがきちんと取り組む姿勢をみせないとその下もきちんと取り組まないということ。罪深い。

なんでもいえる風土づくり、大事ですね。

トップが繰り返しメッセージを発信することが重要だとのこと。

トップがきちんと取り組む意識を発することが重要。でこれはハラスメント対策における会社方針の宣言の重要性と同じだとされています。きちんと向き合わないことは、社内の状況も改善せず、事件に向き合っていないことがわかると社内で無力感が発生することもあると。これはどんな組織でも共通の現象ではないでしょうか。

失われた命は決して戻らないけれど、安部真生(しんは)さんの犠牲とご両親の頑張りがこの会社の発展的再生に貢献し、このようなシンポジウムなどへのご参加で広く社会に安心して働ける環境を波及させていくことになったと思うと…尊い。そうしていく小さな力のひとつになりたいと私も思いました。


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