朝鮮学校ウリミレ感謝祭に参加して
11月3日は神奈川朝鮮中高級学校の改修が終わったお披露目の会、ウリミレ(私たちの未来)感謝祭に参加しました。県が補助金を凍結しているため、資金不足で老朽化した校舎をなかなか改修できないでいましたが、多くの方の支援でカンパが集まり、きれいな校舎になっていました。支援されているみなさんが続々集まっておられました。幼稚部や初級部の授業参観をさせていただきました。晴天のもと、校庭いっぱいに並べられたテーブルの七輪でいただいた焼き肉は美味しかった。ここまで参加させていただきました。午後には演舞なども披露されたようです。
私たち共産党県議団が県議会に復活して初めての視察がこの学校でした。官製ヘイトを許さない思いで県議団としてたびたび議会で取り上げ、補助金復活を求めてきました。毎月県庁前で知事へアピールされる集会にも時間が合えば参加させていただいています。こういう企画に参加させていただくたびに地域交流を進めておられる学校と子どもたち、支援する日本の皆さんの思いに胸が熱くなります。引き続き子どもたちを政争の具にすることなく学ぶ権利を保障できるよう党派の違いを越えて取り組んでいきたいと思います。
アボジハルロドンは「お父さんの一日労働」という意味です。
私が今回いまさらながら子どもたちのクイズで学んだのは、北朝鮮から日本の朝鮮学校に対して通算170回総額約500億円の教育援助費と奨学金が送られているということ。60年以上の通算ですが。SNSでは、学校への補助金が北朝鮮に流れているのではないかというような懸念(邪推)が示されていたりしましたが、逆にやはり在外邦人校に対して本国からの支援はあるのですね。
県議会で一度も補助金復活を求めていない会派の国会議員がご挨拶されたり、議員の祝電が読まれていたので、私からお願いしてご挨拶をさせていただきました。「かつて教科書問題でこちらの卒業生に来ていただいてお話を伺ったときに、日本とアジアの懸け橋になりたいという思いで頑張っているこどもたちを支援するムジゲダリ(虹の橋)募金の存在を知った。県が不当に補助金をカットしたことで、横浜市や川崎市も追随した。今回の国政選挙で朝鮮学校を高校無償化から除外した元文科大臣は国民の審判を受けた。幼稚部への補助が再開されたのも皆さんの運動の力。この先も日本に住んでアジアとの懸け橋になりたい、そういう思いで頑張る子たちの学びの権利を保障するため、皆さんとともに取り組んでいきます。」超党派で取り組めるようがんばります