大山奈々子
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障がい児教育関係者と懇談

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障がい児教育

22日。特別支援学校の先生たちに招いていただいて、県政をお話しし、県政への要望をうかがいました。

私は教育者ではあったけれども、障害児教育のことはまだまだ勉強が足りないので、大いに勉強になりました。課題が山積です。

まず、これまでの視察や懇談で知ることとなった当初の認識として、〇県立の特別支援校は生徒が知的障害を中心に激増していること〇特別支援校の建設が追いつかずどの学校も過大規模化している。〇特別教室をつぶして普通教室に転用している。〇通学に80分かける子もいる〇トイレが足りず、部屋に衝立をしておむつを替えている〇先生たちは職員室も手狭で職員会議も立ったままやっている…

そして聞いた実態は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〇手狭なために本校のほかに分校に通う子がいるが、給食施設がないため本校の子には給食があっても分校にはない(小中高生が学んでいます)そのため先生たちが学級費を使ってスープなどを用意している。

〇本校には器楽室があるけれど分校にはな。高校の分教室では音楽室を借りる。障害児には身体表現の授業は重要だが、45人が一堂に学ぶので笛や鉄琴やハンドベルがみんなにわたらない。和太鼓は保育園に週に二回借りにいっている。

〇教職員の労働環境の問題で、冷暖房の設備はあっても経済的理由で夏の1週間冷房なし期間が設けられる。先生が具合悪くなっている。長時間過密労働なので健康で働かない限り、子どもたちがかわいそう。

〇土日出勤もある。人手が足りず、身体介助を一人でやれて一人前という風潮がある。

〇正規の先生が足りず、臨任、非常勤の先生たちを使っている。四月からは働き口がないといわれている先生がいる、来年あるかないかもわからない。人間を駒のようにつかっている。再任用が増えているから正規をとらないというが、再任用は定数外にするべき。東京都ではそうカウントしている。フルタイムで続けられないため、結局正規の先生の負担が増える。教員を増やす発想がなくて、配分でごまかしている。これでは専門性が継承できない。

〇二つの車椅子を一人の先生が押している。看護師さんに心配されている。

〇有給休暇を与えることをしぶっている。休暇もコストという表現をする。感染症だけでも特別休暇にいちづけるべし。

有給にしないから例えばインフルエンザでも無理して出てくる事態もある。結局は子どもたちに悪影響。

黒岩県政は教育に金を使わないことが前提になっている。これを転換させてほしい。

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2014年度の大手19社に55億円タダであげている県税の使い方を思うと本当に逆立ちしていると言わざるを得ない。

たくさん現状をお聞きして議会での論戦に生かしたいと思いましたが、まだ議席がありません。またまたモチベーションがあがりました。私にはやらなければならない仕事がたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    うーん。特別支援学校の先生の健康障害が心配です。長時間労働からメンタルヘルスを罹患して休職という先生が多いといいます。有給休暇もまともに消化出来ていないのが現実なのでは無いでしょうか。
    昨今ある「労働法」関連の書物を読んでいたら、公立学校教員の残業手当がつかないのが一般的であるとの見解を見ました。私は民間の労働現場は一貫して把握していましたが(現在も継続)公立学校教員の労働現場の実態が見えてはいませんが、先日の君嶋予定候補の雇用問題のトーク・セッションでもある現職の教員の方が問題提起されておりました。
    本来労働基準法が適用されるべき公立学校教員には特別法や通達(条例?含む)等で事実上、今の安倍政権が目論んでいる「残業代ゼロ法案」が既に施行されているという現実、つまり先生の労働時間制度を早急に是正することが急務ではないでしょうか。
    私は県レベルでも本気になればこれらを是正することはある程度可能だと考えます。

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