大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

学童保育を訪問(^^♪

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神奈川県議会には結成25年になるという「神奈川県の学童保育(放課後児童クラブ)を支える議員連盟」略して学童議連という超党派の議連があります。年に一度、学童関係者のみなさんとカレーミーティングをしてご要望を聞いたりしていますが、26日は横浜の鶴ヶ峰小学校の放課後キッズクラブ※1と、近くのビルに設置されているわんぱくハウスという放課後児童クラブ※2というタイプの違う2つの学童を訪問させていただきました。

(長文ご注意コンパクトなブログに挑戦という前回の言葉はもう撤回。無理。覚書は必要なので。)

※1 放課後キッズクラブ 小学校施設を利用し、①すべての子どもたちを対象に無償で「遊びの場」を提供すること。②留守家庭児童を対象に「生活の場」を提供することを目的に実施(2004年度開設、2020年~横浜市のすべての小学校に設置)

※2 放課後児童クラブ 地域の理解と協力のもとに、留守家庭児童を対象に適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図ることを目的として実施。

わが子たちは学童には通っていません。恥ずかしながら学童というものを思いつきませんでした。ご近所の同世代の子たちと遊んでいました。のちに先輩ママなどから学童の楽しさを聞いて憧れがありました。横浜には児童館がなく、子どもの居場所として学童を作る運動をしたという仲間たちがたくさんいます。学童のことを語る先輩たちはお一様に、うっとりしたような表情。

近所の学童をいくつか署名集めや聞き取りなので訪問したことはあっても、一定時間その場にいて子どもたちと話したり、現場にいる指導員さんにたくさんお話を聞くことはありませんでした。のぞいたお部屋は子どもたちがわらわら異年齢で集まって思い思いに遊んでいました。漫画を読む子、カードゲームをする子、ごろごろ転がっている子。ちょっとどちらもスペースが狭いという問題はありつつ、自由に遊ぶ子たちがこんなに集まっている場というのは魅力的でした。

放課後キッズの方は16:00まではタダ。17:00までは2000円、19:00までは5000円だそうです。学業の傍ら非常勤で支援をしてくれている学生さんたちがいました。16時になるとおやつが出るそうです。

わんぱくキッズの方ではちょうどおやつの時間に。小さなおにぎりを握っておられて🍙2つとソーセージが今日のおやつだそうです。(小腹が減ったときにスイーツではなくこういうのを食べたほうが健全だなーと思いつつ私もご相伴にあずかりました)そして学童から習い事に言ってまた学童にかえってくる子や、学童を出てそのまま習い事に言って帰宅する子、公園に遊びに行く子などさまざま、予定表をしっかり管理して公園に行く子のボードを写メで撮って、公園での指導員と共有して迷子を発生させないように気を付けておられるとか。鼻水や咳の出る子にどう対応するか、コロナやインフルエンザに罹った子の対応も本当に大変だと。

私も塩とおかかの2つのおにぎりをいただきました。あったかかったな~。誰かに握ってもらう🍙ってこんなにおいしいんだ…ほっこりしたところで指導員さんのおひとりにお話を聞く。「行政に何か求めることありますか?」
「うーん、やっぱり指導員の処遇改善ですかね。あと、2年生までここに通っていたのに3年になって急に来なくなった子に理由を聞くと、家が保育料を払えなくなったと…ああいうのはせつないですね」

2つ見せていただいた後は、旭公会堂で懇談の場をもっていただきました。2つの学童の運営の特長や大変さをうかがいつつ課題も。

指導員になってからウン十年  保育実習に入ってアルバイト パート 正規 出産育児も経て25年間わんぱくハウスで 皆様に情報を届けたい。たくさんの方々に支えられて今がある 地域運営委員会としてやってきた。1年生から6年生まで約70名 この冬にふえるかもしれない 6年生が卒業した後も70名は残る 10年前に駅前に移転 国の面積基準、耐震基準をクリアするために。30名定員から21名入ると分かって急いで引っ越しした

保護者の方がわかる内容の一冊を作った。 高学年が半数近くいるクラブはなかなかない 学童は子どもが主体的に過ごせる生活の場 補助金 プラス 保育料 家賃補助 20万円が上限 わんぱくは36万円 オーナーのご厚意で他の店舗より価格を抑えてくれている 100㎡以上 保育料は今の1万7千円をキープ 6年生になっても楽しめる学童であるのは自分たちでなんでも決めて実行することが大事。

理究キッズの代表の方:子ども家庭庁が幼稚園教諭や保育士の処遇改善が打ち出されたがどうみても学童がない。せめて保育士並みの処遇が必要。自治体によっては経営の補助がしっかりされているところがある。墨田区が上記(金)中心の配置基準で運営しその仕様に見合った予算(委託金)を組んでいる。さいたま市も市独自の職員配置基準を設定し手厚く受け入れている。それに見合った予算(委託金)も、千葉市は有料の習い事を導入、どこかへ行かなくても学校の中で習い事に行ける。自分たちもサッカー教室など付加価値を工夫。障がい児も増えている。対応するためには放課後デイとの連携も必要。

学童連絡協議会の方:10月に県に各クラブの切実な思いを伝えた。賃金の改善 子どもが少なくて閉所に追い込まれている。毎年連協を中心に署名活動を行っている 学童の現場を少しでも改善していただきたい。この署名活動という名の運動により大きく改善したことはある。一番は家賃補助。しかし一度移転したクラブは移転のための補助金はない 積立金で移転するしかない 民設民営の厳しさ 

Ⅰ会長:県内で指導員の応募がない 学童保育でそういう状況があった既定 規定の人数に至らない 開所の要件を満たしていない 仕事の意義があるし楽しいが賃金が… 三つほど処遇改善の加算メニューがあるが、処遇改善事業きっちりやっているのは3分の1 県が持つものは100%対応している 神奈川県は20億円増額したが市町村が予算化していなかったりする それを徹底してほしい

私からは保護者負担の多さを確認、この夏以降も家計の経済状況が変わって2人の子が来れなくなったといいます。子どもの権利条約を受けて子ども条例も検討されている今、学童への支援も強められるよう頑張りたいと思います。家賃補助の増額や全額補助、障害児加算補助、多子減免と一人親世帯減免制度の拡充についてもご要望をいただきました。放課後の子どもたちをはぐくむ貴重な場、応援したいと思います。


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