大山奈々子
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夫はワタミの正社員

ブログコメント4

訪問で会った女性が共産党を応援してくれるたことがわかりました。でも、これだけはちょっと…と切り出された話は、ブラック企業と言われて困っている話。

共産党が名指しでブラック企業攻撃をして以来、他のメディアも便乗し、ワタミの悪名がひろがってしまった。正社員の福利厚生はしっかりしているという。ワタミにバイトに来る子が激減、結局正社員がその穴を埋めることを余儀なくされ、過労状態になっている。収入が減ったので給与の加算がない。客が減ったので結局ワタミの名では営業を続けていけなくなり、店の名前を変えようとしているようだ。攻撃するのは簡単だけれど、その陰で逆にこういう状態になってしまっていることをわかっていたのか。社員の間ではよく「どうせ俺たちブラックだしぃ」と自嘲的にささやかれている。

 

私はもちろん、「そこまで想定しての国会質問であることには確かです。過渡期にあるブラック企業ではそういう困りごともでてくるのはありえるでしょうね。優良企業になれば人も戻ります。広い目で見れば意義をわかっていてくださると思いますが…」とお答えしました。

しんぶん赤旗と国会論戦がブラックな働かせ方を注意する社会的な風潮を生み、そういった企業をけん制する役割を果たしていると思います。ちょっと考えてしまったご意見でした。

 

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    今回も考えさせられるブログです。
    「ブラック企業」との風評被害で業績悪化や新卒が集まらないという話は良く聞きます。
    一度指摘された企業のイメージダウンを払しょくするのには相当の労力と時間がかかります。
    今回のブログでも記されていましたが私はその企業で働く従業員やまたその家族もその「ブラック企業」の被害者だと思います。
    「ブラック企業」とよばれないためには、やはり企業は労使関係を尊重(労働者を尊重)し適正な労務管理を行う以外に手立ては無いと考えます。それだけ企業の社会的責任が大きいということを経営者が猛省しなくてはいけないと思います。本来日本の労働法は労使対等の原則ですが現状は残念ながらそのような機能には程遠い現状です。つまり従業員は正しいと思っていても経営者に声が出せないのが現実です。
    昨今、まともな経営者は「ブラック企業とはよばれないための労務管理セミナー」のようなものに参加しこのようなセミナーが満員だといわれています。このようなセミナーにも胡散臭い講師もおり注意が必要ですが「ブラック企業」撲滅は社会的要請であると私は確信し全体的には確実に改善傾向にあると思っております。
    そのような意味からも、いま話題になっている「労働者派遣法」(正社員削減法案)と「労働基準法」(残業代ゼロ法案、過労死促進法案)の国会への提出は避けなければならないと考えます。

  2. 大山奈々子より

    鈴木様

    いつも私のつたないブログを補完していただき、本当にありがとうございます。

    そうですね、家族もまた被害者。その視点必要です。
    鈴木さんからその使用者側が真摯に取り組もうとしているセミナーのこと、伺ったときは本当に世の中変わってきていると思いましたし、彼女にもそのことを話しました。
    確信犯で労働者を使いつぶす企業もあれば、労働者が本来持つ利の意識が薄いためにブラックに陥っている企業もまたあるのだから、あるべき姿を学ぶことで改善される面もありかつ、法的条例的労働環境整備は政治の力で整えていくことで改善されると。展望を持ちたいですし、国民の声と日本共産党が切り拓いてきたということに確信を持ちたいと思います。

  3. 加藤リカより

    大山隊長
    お久しぶりです。この記事ですが「ウーン」と考えてしまいました。私は隊長がご存知の通り中国では製鉄所におりましたので、求められる生産量に対して工場の能力を勘案して能力に見合った生産活動をしておりました。
    ブラックかどうか?を考えるとき、記事にある「風評被害」以前の状況で、人員・消化能力に対しての受注量との関係がそもそも「ワタミ」では無理があったのでは?と思っています。消化能力と受注量との関係を学問上では「生産管理」「工程管理」と呼びます。ワタミのようなサービス業では何と呼んでいるのか分かりませんが、能率=生産量/時間で簡単に割り出せる部分です。元々そこに無理な設定がワタミにはあった。これが問題ではないでしょうか?

  4. 大山奈々子より

    リカさま

    お久しぶりです。サービス業における受注管理は製造業ほど厳格にはできないでしょうね。労働者の犠牲のうえに最大限儲ける形になっているのではないでしょうか。税制勧告を真摯に受け止めたブラック企業はそこから見直して行くことになりますね。

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