消防団員大募集!
年末警戒とは年末にかけて空気が乾燥し火災が発生しやすくなる時期に、地域住民に火災予防を呼びかけ、災害のない新年を迎えることを目的とした火災警戒活動をいいます。今年も30日は白井市議と地元の方々と港北区内二カ所をおたずねしました。
詰所に数人の消防団員の方が詰めかけ、消防車を使って巡回して警戒を呼び掛けておられます。たくさんお話を伺うことができました。
夜八時まで音が出せると聞いて選挙と一緒ですねと言いつつ、警戒活動の消防車のスピーカーの音がうるさいという苦情が寄せられてボリュームを下げている。今では学校のチャイムの音まで苦情が来てチャイムをなくしているらしい、神社のお囃子にも起こって警察に苦情を寄せた人があったお囃子もできなくなった、やりにくい世の中だ、という話になりました。確かに音に敏感な方々はいらっしゃいますが、どこまで許容してもらえるか、また苦情を聞いたときにどこまで配慮するか配慮しすぎていないかなど人間集団で生きていくことの難しいことよ。
また、別な場所では、消防署と消防団の役割についてうかがました。火災の報を受けた時に横浜では消防署員がまず到着することができる、だから自分たちは後方支援を担う。任務の中に交通整理は含まれていないが警察は大規模火災しか出動してくれないので実際の現場では交通整理をせざるを得なくなるという問題は課題だなと思いました。
また、消防団員は実際には放水することはあまりないと聞いているが、それも消防署が先に到着するからのこと。東京と横浜の消防署は優秀だと評判があるそうです。しかし田舎の方に行くと消防署の数が少なく消防団が先に到着することもある。そういう場合は放水も担う。
しかし交通が遮断されるような大規模火災の場合は消防署は半径500メートルしか放水できないので、それぞれの現場で消防団が放水できるよう訓練を欠かさないのだといいます。消防団が完全ボランティアの時は気が楽だったが、今はわずかに報酬(聞いてみたところ年間3万いくら…)が出ているがそのために公務員の意識を持つよう言われるがとてもプレッシャーだという話もうかがいました。
何とか支援できるようにがんばりますといいつつ、とにかく団員不足なので広報お願いしますということでした。こういう皆さんに支えられて安全が守られます。私たちはせめて地域の訓練に参加して自助も鍛えておくことも必要ですね。頭が下がるお仕事です。