神奈川版ディザスター(※)シティ視察
ディザスター(disaster)とは、災害や災難、天災、惨事、大失敗、最悪のこと、厄介なこと、とても大変なことなどを意味する英語
2018年度に、県消防学校に設置した全国最大規模の災害救助訓練場「かながわ版ディザスターシティ」(厚木市下津古久280)について、2023年には、住宅密集地の火災や土砂災害を想定した訓練ができる施設や重機の整備など、訓練機能が拡充され、一度視察したいと思っていて、この度、7日に見せていただくことができました。県議団と参院予定候補のあさか由香さんも同行
昨年行われた訓練の種類を見るだけでもこの施設の意義がよくわかります。毎年初任者研修を6か月行い、その後必要に応じて各地の消防本部や消防署、消防団、自主防災組織のみなさんが訓練しに来るそうです。併設の消防学校の校長先生は横浜市消防局におられた方。(写真は消防学校校長の話をうかがう私たち&撮影は木佐木県議)

訓練場には、廃車になったたくさんの訓練用の車、高所火災を想定したのっぽのビル、地下街に水が浸入してドアが開かなくなる体感ができる場所、建物のいろいろな形状を再現できるように組み立てられるブロック、狭い道路で救助しなければならない場合を考えて道路幅を設定できるガードレール、壊して救助のために侵入する場合の耐震工事が施された倒壊ビルなどなど、この場面はあるなと思えるものが多々。この日は埼玉で道路陥没事故救出のさなかだったのでこれからは道路陥没の救助の訓練も必要ですね、というと、あれも署員は(穴に)入りたいといっているんですが、二次被害はあってはならないので」と苦しい表情をしておられました…。





1)開会式
(2)模擬訓練(協力消防本部(局))
ア 柱上救助訓練(逗子市消防本部)
イ 街区火災対応訓練(横浜市消防局・平塚市消防本部・海老名市消防本部)
ウ ガレキ救助訓練(相模原市消防局・厚木市消防本部)
エ 土砂埋没救助訓練(重機連携)(川崎市消防局・小田原市消防本部)
オ 河川救助訓練(座間市消防本部)
(3)閉会式
(4)その他
午前9時から午前9時20分まで火災コンテナのデモ燃焼を行います。
人員は足りていますかというと一呼吸置いて頑張っています。とのこと。
併設の総合防災センターには小学生が何組も体験に訪れていました。
充実した中身はこちらです。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zn2/bousaicenter/homepage.html
避難グッズのことから被災したときの実際の行動について学べます。防災センターを見学して子どもたちが感想を書いたたくさんの付箋が壁一面に張ってありました。防災は公助だけではいかんともしがたく、やはり自助共助の質を上げていくことも大事。これほどの施設のさらなる活用を呼び掛けていかなければと思いました。