大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

ご卒業おめでとうございます。

ブログコメント0

港北区にある県立新羽高校の卒業式に参列させていただきました。体育館が改修中ということでみなとみらい大ホールという大きな大きなホールで執り行われました。いいお式でした。

生徒たちの入場を見ているとスカートがとても短い子が多く、女子のパンツスタイルもあり、髪型もバラエティ溢れていて、自由な校風を思わせました。先生たちの多くが袴姿なのも珍しかったですね。

クラスの子どもたちを呼名する担任の先生たちの中には涙で声が潤む方々もいて、私は30年以上前に京都府立久御山高校で担任したクラスを送り出した場面を思い起こしてつい涙が出ました。出会った日から大切にみんなのことを見守り、毎日何かと事件がありつつもともに解決の道を考え、ともに冗談をいって笑い、大事に付き合ってきた子どもたちと二度と会えなくなる(私は結婚で京都を離れることが決まっていたので余計に)その悲しさ、残酷さ。望む道に進めて夢いっぱいの子もいる一方で、家計の事情で大学進学をあきらめた子もいた…。就職を選んだ子たちも。みんな元気かな。先生は元気だよ。持っていたティッシュを使い切りました。

校長先生の、無駄に思えるかもしれない経験が将来何かの実りにつながるかもしれないという点と点がつながるというスティーブジョブスの話を言葉を引いた祝辞。新羽の学校行事のことにも触れ、心がこもったご挨拶だと感じました。それ、この学校じゃなくても言えるよね、という中身ではなく生徒たちに懸命に伝えようという熱意を感じました。

そして在校生の思いのこもった送辞と卒業生の答辞。会場にいるすべての人たちを対象に感謝の意をのべ、いろいろな学校行事を振り返り、後輩向けに、一年生には一年生向けのメッセージ。二年生には二年生向けのメッセージ。声が米津玄師のような 優しい声であったことも相まってしみじみ聞かせました。

10クラスもの大規模校。(神奈川は大規模のまま統廃合を進めてきたのでこういう規模の他県に例をみない大規模校があります。私はベビーブーム時代でもあり通った高校は15クラスもありましたが、これはやはり教育活動が容易ではありません。)学校運営は大変だと思いますが、子どもたちも先生たちも頑張られました。人生の大切な一区切り、その場に同席させていただけたことは幸せでした。明日は岸根高校だったかな。議会日程と重なり参加できなくて残念です。すべての子たちに幸あれ。

帰り道に県議仲間と話しながら、私は高校の卒業式は合格発表待ちで卒業式どころではなかったという思い出話をしていたら、今は進路が決まっていない子は式も出ないという話をきいたことがあるとのこと。本当?


コメント投稿フォーム
※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。メールアドレスは公開されません。
必須

CAPTCHA