大山奈々子
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予算委員会一日目 MY未病カルテの見直しを

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常任委員会の質疑と並行して予算委員会が開かれています。当議員団の担当は井坂議員。井坂議員の質問内容と私の所感を交えた傍聴記です。

初日はマイME―BYOカルテの見直しについて 

2025年度予算について、知事は聖域なしに仕事の断捨離をするとして職員にメッセージを出し、その中で2025年度予算でマイME―BYOカルテの見直しをすることとしました。私たちはこれまでも未病改善の取り組みについては、抜本的な見直しが必要として述べてきました。いろいろな行政関係者と話しても例えば知事が変われば一番になくされるのはこの事業ではないかという声が聞こえてきたものです)

(マイMEーBYOカルテ:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/fz7/cnt/f532715/p991437.html

マイ未病カルテの見直しは、このアプリを廃止するのではなく、内容を見直し、未病指標に特化したものにするとのことです。質疑を通じてマイME―BYOカルテにかかった年数と費用の総額は10年で約13億円を使っていることが明らかになりました(総額が答弁されたとき議場にどよめきが起きました)

ちなみにマイME―BYOカルテと関連性が大きい未病指標には、7年間で約2億5000万円ぐらいを使っているとのことです。これだけ多くの費用を使っています。マイME―BYOカルテについてどのような効果があり、どのように評価しているのか。さらにマイME―BYOカルテは民間事業と同じところがあるので見直すとのことだが、未病指標も同じような指標は民間企業でもやっているのではないか。未病指標も見直し、マイME―BYOカルテを廃止したほうがいいと考えるがと効果について問いました。所管課長や知事からはいろいろなヘルスケアアプリ―のフロントランナーとして果たした役割が語られました。神奈川県が率先して取り組んだからこそ民間のアプリ開発が進んだ。と。

    マイME―BYOカルテは未病指標に特化していくということだが、これまでの費用対効果を聞いていても本当に有益な事業だったとは言えないと思っています。このような事業は早急に廃止し、市町村が行っている健康増進や介護予防、各種の健診事業の支援に振り向けるべきと述べて質問を終わります。

    (ここでもとてもうなずいている他会派の議員の姿がありました。)

    健康アプリの開発、やらないよりやった方がいいでしょうけれど、費用対効果の問題、限られた財源を何に向けるかが問われます。


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