東横線宣伝 戦争法賛成の方に「自分自身がテロだった」話を。
元市議の勝野さん。80歳。菊名駅宣伝に参加されました。軍国少年だっただけに、教育の力を、権力者が教育を利用する怖さを痛感されて、港北の教科書運動の代表を務めてこられました。私が初めて育鵬社の教科書を見せてもらったのも勝野さんからでした。
思えば、私が、この国の平和に関してぼやぼやしていられないという気になったのは5年前のその時からでした。あの時から侵略戦争肯定教科書の全国シェアは微増し、秘密保護法が可決され、安保法制も可決され、日本の歴史の時計は逆回りしようとしています。
でも、反戦平和を貫いてきた日本共産党への支持率もまたどんどん上がってきています。今日は港北の党として菊名駅を皮切りに綱島と日吉(私はここは行けなかったのですが)でも署名を集めました。あさか由香参院予定候補のリーフも多くの方に受け取っていただけました。(市会県会報告も一緒に。)
お正月ののんびり晴れた空気のなか、「がんばってね。」「9条の会でもうやりましたよ。」「私も集めてます」「共産党がんばってください。」などなどお声掛けいただけました。「戦争法賛成!」と言った方は足早に去って行かれました。お話ししたかったなあ。
賛成派の特徴は、こちらの渡す宣伝物を受け取らないこと。お互いの言い分を知ってこそ議論になるのに…。
こういう時、もし賛成派の方と対話できたらこの話をしたいと思っているのが、沖縄辺野古の新基地建設反対の抗議行動にきてくれていたアメリカの退役軍人の方のコメント。
琉球朝日放送の記事より
⇓
抗議した元陸軍兵のウィリアム・グリフィンさんは「私は23歳までにイラク・アフガン戦争に派兵されました。どうか現実を見てほしい。中東でISを生んだように、軍隊は平和を築くことはできない。平和を生むのは2つだけ、和解と結束だ」と話し、元海兵隊員のマイク・ヘインズさんは「戦争のための基地はいらないと訴えたい。これ以上基地を造る理由は何もない」
「『テロとの戦い』というもののためにイラクに派兵されましたが、実際の戦場では、自分自身がイラクの人々にとってのテロだった」
⇓
賛成派と話せなかったので仲間に話したら、それは端的に言い得ているねと。
日本がテロリストに狙われる怖さ、日本人がテロリストになる怖さ。テロ支援のために納税させられる怖さ。これらを丁寧に伝えて行きたいと思います。
コメント
2016年明けましておめでとうございます。
昨年の12月27日小さな支部に参加して、いただいて有難うございました。
誇りに思います。すごく疲れた様子でした。無理をなさらないでください。
高野さんも言ってました、あゝゆうときは、ゆっくりと体を休めたほうがいいのヨ。と・・・自分だけの体じゃないですから。
テロ支援のために納税させられる怖さ、とのことですが、何の事を想定しているのでしょうか。
以前、政府が故後藤氏を救えなかった、ある教授の手助けをないがしろにしたと批判をされていましたが、人質の救助と引き換えに多額のお金を渡す案を採用することは、次のテロ行為を招く資金となるので良くないと反論したことがあると思います。
安保法案賛成派と反対派がきちんと議論することは、ご指摘の通り重要だと私も思います。
ただ、賛成派をネトウヨと呼んだり、自民党感じ悪いよねというプラカードを持って歩き回るのは、私からは反対派が対話を放棄しているように見えます。
菅原さん
こちらこそお邪魔させていただいて楽しかったです。立派な看板を見てテンションがあがりました。
疲れた様子でしたか…そうだったかもしれませんね…。
休みがなかなか取れなくなっていますから。体調管理は大人の自己責任ですから今年はそこも含めてしっかりしようと思います。
たろうさん
私の張ったリンクで米退役軍人のコメントを読んでください。
アメリカが口実をもうけて仕掛ける戦争では常に普通の国民が犠牲になっており、普通の国民から見たら、自国に武力で攻め入る軍隊はテロと同じ意味を持つわけです。
そして日本はアメリカの同盟国として年間8千億の思いやり予算と、5兆円の軍事費を拠出しているわけで、それは政府のお金ではなく、私たち国民の血税なのです。
集団的自衛権をもつ自衛隊がテロ組織だというのなら、そう見えるのかもしれませんね。
軍事費等を調べていたら、ちょうど北朝鮮の核実験ニュースが報じられました。死者はいませんが、日本とその周辺が安全だとはいえませんね。
与党野党で話し合って、核実験を止められるように連携して欲しいと思いました。
たろうさん
アメリカもいまや北朝鮮に対して軍事的制裁という手法は用いないように変わってきたといわれます。おっしゃるとおり与野党、そして6か国で話し合って、北を追い詰めるのではなく外交交渉の連携をもってほしいですね。
あと、自衛隊であってもテロにみえてしまうのは、結局仮にテロリスト攻撃のための戦争であってもピンポイントで狙えるわけもなく、罪もない人を殺すことになってしまうからでしょうね。
テロ行為は最近多発していますよね。
テロ被害をどうやって防ぐか。テロ組織をどうやって壊滅させるか。テロ対策で周辺市民に被害を与えないかが重要ですね。
最近では、靖国神社の爆破事件がありましたし、今後は、例えば伊勢志摩サミットで、日本がテロの対象となるかもしれないと言われています。さて、ここでテロの対策に何をすべきでしょうか。自衛隊をテロ組織と呼んで非難して、自衛隊をなくせば、日本や海外のテロ被害が減るのでしょうか。そうとは私には思えません。
あと、自衛隊が罪もない人を殺したことがあるのでしょうか?
たろうさん
また論点がずれています。
自衛隊がテロ組織にさせられてしまうのが戦争法だといっています。
アメリカの起こす戦争で罪もない人たちが殺傷され、故郷を奪われています。そんな戦争の片棒を担がされるのが戦争法です。
私たちはレスキュー部隊としての自衛隊の意義は認めています。東日本大震災で活躍した人彼らが殺し殺される戦場に連れていかれると言っているんです、罪もない人を殺すことになるといっているのです。自衛隊をなくせとかいっていません。
戦争法について条文や問題点をよく読んでみてください。
2008年に『ラストゲーム 最後の早慶戦』という映画があった。この映画は、子供の頃から映画などほとんど見たことのない私が自分の意思で見た数少ない映画の一つ。この映画を見ようと思ったのは、今から25年ほど前に学徒出陣で戦場に駆り出され自らは辛くも生き残り終戦後日本に帰ってきた元大学野球選手の方の戦地での話を色々と聞いていたからだった。その方のこの映画の主人公?のモデルで特攻で戦死した元早稲田大学野球部の近藤清さんら野球仲間と「また野球ができる世の中になってほしい」と部隊内で語り合っていた日々についての話は今でも私の心に響くものがあり、父が自民党であろうと何であろうと、私に反戦を強く決意させた。
戦争とは、戦場に駆り出される一般兵士や庶民にとっては、死と直面することを強いられる恐怖であり、虫を食べることさえも強いられる飢えとの戦いでもある。近頃乱れ飛ぶ勇ましい言葉は、自分はぬくぬくと安全地帯でたらふく食っていられると考える、実は戦争を知らない連中のたわごとである。軍内で日頃から勇ましい言葉を口にし、弱い立場にある一般兵士や現地の人々に横柄に振る舞っていた人物ほど敗戦が決まると相手国の軍に捕まることを恐れて真っ先に逃げ出そうとしていたという話もその方から聞いている。そんなものなのだろう。
なめねこさま
今年もよろしくお願いいたします。
あー、その映画は見たかった映画でした。好きな野球も禁じられ、自らの命をお国に捧げなければならなかった無念…。
今年は正念場です。
自衛隊を最終的には無くすべきと、党首がおっしゃったことはありますよね。
あと、北朝鮮にリアルな危険はない。一方自衛隊は危険だと。誰でも未来を知ることはできないので、発言が外れることもあるとは思いますが。
集団的自衛権や安保法を、戦争法と呼んでいるのは、安保法に反対する人のうち一部ですよね。正式な「戦争法の条文」などはありません。
あと集団的自衛権は権利であって義務ではないでしょう。ただ、もちろん集団的自衛権を持つことで援助の要請を受けやすくなるとは思います。一方、集団的自衛権をもち、武力行為をそもそも発生させないよう国同士で連携することも可能です。集団的自衛権を持ちながら、例えばもしアメリカが非道な行為をすることがあれば、それを対等な批判することだって可能なのです。
たろうさん
戦争法をめぐる国会論戦の中で、志位委員長がアメリカにノーをいえない日本政府の姿を明らかにしました。
国連が非難決議をあげた1980年代のグレナダ・リビア・パナマ侵略に対しても日本は反対の立場だったんですよ。国際社会が非難しているアメリカの暴挙にノーが癒えたためしがない二本なんです。
昨年9月の国会での志位さんと安倍首相のやりとりを読んでみてください。
ですから、集団的自衛権を持ち、アメリカやヨーロッパやアジアやアフリカと平和のための連携をし、対等な立場となって、もし非道な行為をする国があれば、それが例え過去主従関係にあったアメリカでさえも強く批判できるようにすればいいのではないかと提案しています。
日本はアメリカを守らないけど、アメリカは日本を守るという中途半端な関係だからこそ、今まで批判できなかったのではないでしょうか?
たろうさん
アメリカを守るために敵対する国の人を殺傷する国になることよりも、
アメリカの非道な戦争を他の国々と力を合わせて批判できる国になることが誰も傷つけずに済むのでは?
ですから、アメリカのグレナダ・リビア・パナマ侵略を批判できなかったのは、日本はアメリカから守られ、日本はアメリカを守らないという中途半端な関係だからこそではないでしょうか。
集団的自衛権を持つことで、対等な立場となり、対等に議論や協力や批判ができるのではないでしょうか。
グレナダ・リビア・パナマ侵略を日本は批判できず、他の国は批判したとのことですが、それは具体的にどこの国ですか?その国は集団的自衛権を持っていないのですか?
もう少し理論的に考えてみましょう