「ずっと応援しています」県立中原養護学校
ブログコメント4
視察させていただいたためか、中原養護学校から卒業式のご案内をいただき、参加いたしました。肢体不自由と知的障がいの小・中・高等部の児童生徒さんが学んでいます。
特別支援学校としてはご多聞にもれず、過大規模化しているとはいえ、全校で150人弱の規模。卒業生は46人だといいます。
車いすの生徒さん、自分で受け取れない人は先生たちがサポートしてくれます。照れてなかなか校長先生の前まで行き着かない子、しっかり両手で受け取って保護者席に挨拶する子、にこにこで受け取る子、さまざまです。先生2人が一つの車いすの子の両脇について、ずーーっと手をさすってくれていました。彼女ら彼らは卒業後作業所に通うのか、重度心身障害児施設に通うのかな…、と思いながら、温かいこの学校にはぐくまれたことが生きる力になるだろうなと思いました。
来賓としてメッセージを送る機会も与えていただき、どんな言葉を送ろうかと迷って結局「ご卒業おめでとうございます」と月並みな言葉しかいえませんでした。
そのあと、在校生と向き合って送辞と答辞を交換します。遠足や秋の学園祭での上級生と下級生の交流が語られ、みんなこの学校で精いっぱい楽しい学校生活を送って来たのだと実感できました。そのとき、下級生が送った言葉が「ずっと応援しています!」これでした。この言葉は気持ちにぴったり。
花吹雪が舞う花道を巣立っていく生徒のみなさん、送り出すみなさん、にこにこでした。
これからしっかり行政として応援しなければ!
それにしても全校が一堂に会する式は感動的ですね。
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コメント
先生のご苦労も多いことでしょうが、しっかり県が障害者を護ってあげられるようしないといけないでしょう。
ところで神奈川県には養護学校は何校あり、川崎には?
県の養護学校に対する支援の状況は予算額、教員数の推移などにも注目する必要があるでしょう。
県にはどのくらい養護教育を受ける必要がある人がおられ、受け入れ率はどのようになりますか?
視察されての課題も感じられたことでしょう。
君嶋議員ともタッグを組み、より良い養護学校を目指してください。
別れの季節ですね。本日(3/18(金))は業務で市内移動していましたが午後、特に卒業式の季節(親御さん含め多くの方を目にしましたので)だとあらためて感じました。何とも良い心よりご祈念申し上げます。障がい者の法令は整備されつつありますが現状は相変わらず厳しい現状です。私は希望される多くの障がい者が「就業」出来る社会になることを切に望みます。
中村様
先日は議会ツアーにお越しの際、お目にかかれず残念でした。
養護学校の数字は後日まとめてお伝えします。
視察ではトイレが足りない、施設が老朽化している、そもそも大規模化してしまっているなど、これはどこにも共通でいえることですね。
今朝(3/22(火))の東京新聞社説は「「おめでとう」を言いたい(巣立つ障害者たちへ)」という見出しで狭すぎる障害者の雇用拡大を訴えておりました。この記事によると障害者手帳を基にした統計では障害者総数は約740万人。そのうち雇用されている人は30万人程度だと。比率で約4%。働けるのに雇用されず自宅で過ごしている人は約250万人程度だそうです。
私はかかる現状にもかかわらず「1億総活躍」といっている安倍政権の欺瞞をここにも垣間見た気がします。障害者雇用も喫緊の課題ではないでしょうか?