大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

屈辱の日にかながわ米軍・自衛隊基地調査に参加

ブログコメント0

毎年4月28日に行われる基地調査、2回目の参加です。この日に行われる意味は今回初めて知りました。旧安保公約がサンフランシスコ講和条約とともに1952年に発効し日本が形だけの独立国となった日。沖縄では屈辱の日と呼ばれています。赤旗琉球新報の記事をご覧ください。

終戦記念日が、日本の植民地支配に苦しんだ韓国にとって光復節と呼ばれるように、視点を変えて物事を見ることが大切なんですよね。安倍さん、主権回復の日といって無理やり祝賀ムードをあおる日ではないんです。

IMG_4914

平和委員会の主催で、貸し切りバスいっぱいの参加。市議県議あさか由香さんも。

〇横須賀軍港

沖の赤い文字は航泊禁止。日本の海なのに米軍がこんな区域を設けています。IMG_4921IMG_4920 IMG_4923

右手の灰色は原子力空母ロナルドレーガン。放射性廃棄物をコンテナに積みおろししているところです。この積み下ろしは「エードメモワール」という原子力艦による外交上の覚書によると艦外では行わないとされているのに、いつの間にか湾の外ではという解釈になっていると言います。解釈改憲を諮る安倍首相と同じ。

前回より格段に自衛隊の艦船も米艦船も増えていました。弾薬庫もすぐそばです。横須賀出身の方が、幼いころはこの突堤で釣りをしたというところは灰色の戦闘用の船がならぶ禍々しい港となっています。

横須賀の町で米兵に奥さんを殴殺された山崎さんも乗車されていました。その現場や、タクシーの運転手さんが撲殺された現場も紹介されました。

〇フェンス外米軍住宅(基地外というと音で聞くとおかしな言いかたになるのでこの表現に)洗濯機乾燥機各部屋にエアコン、食器乾燥機、生ごみ処理機、CATV、インターネット、駐車スペース標準装備だそうです。私たちの税金で作られ、運営されています。

足の踏み場が無い福島の仮設住宅や、エアコン設置が難しい県営住宅を考えました。

IMG_4979

横須賀長沢の丘の平和の母子像(40年前の緑区への米軍機墜落事故の犠牲者を悼んで長沢の丘に建てられた像です)

1歳と3歳の幼子の命が米軍の戦闘機の墜落で奪われました。救出に向かった自衛隊機は、黒焦げのしかしまだ命あるふたりを置き去りに、かすり傷の米兵を乗せて飛び去りました。新婦人の方が紙芝居を読んでくださり、また悲しみと怒りが新たになりました。

浅賀さんは同じ年頃の子どもたちがいます。どんな思いでうけとめられたかと思います。

IMG_4985

米軍厚木飛行場

IMG_4988

着陸間近で低空で侵入する自衛隊機がみえますか。真下は公園やサッカー場です。

ここは米軍機と併用の飛行場です。この飛行場から緑区に墜落した戦闘機も飛び立っています。

キャンプ座間

IMG_4990米軍のゴルフ場から飛び出したゴルフボールが子どもの頭を直撃した事故もありました。

一昨年も参加し、県会候補としての視察もしましたが、今回は戦争法発効のあと、自衛隊と米軍の一体化と基地強化がどうなっているか確認したくて参加しました。書きつくせない学びがありました。

日本はアメリカに守ってもらっているというはなはだしい勘違いをされている方にぜひぜひ来ていただきたいと思います。同時に県庁で記者会見した基地のレポートについてお知らせ欄に告知します。

 

 

 

 


コメント投稿フォーム
※コメントは、スパム対策のため、一度内容を確認したうえで公開させていただいています。公開まで時間がかかるときもありますが、ご了承ください。メールアドレスは公開されません。
必須

CAPTCHA