大山奈々子
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祝 箱根 黒たまご復活

ブログコメント2

大涌谷の噴煙が激しく、火口付近への立ち入りが長らく禁じられていた関係で休業で解雇もあった黒たまご館が営業を再開したということ、箱根対策会議を重ねてきた私より、息子の方が早く知った。

友人たちと自転車で箱根に行くというので、「どこ泊まるの?強羅?よかった、あのへんもお客さんが減ってすごく経営に打撃なんだって。黒たまご?今は売ってないと思う」と言っていたのですが、息子はネットで調べて23日に販売再開したことを教えてくれた。

これまでは、立ち入りが規制されている警戒区域外の桃源台-姥子間で運転していた一部の区間で運休中のロープウェイが、23日から大涌谷まで延伸されることになり、火口の半径150メートルに立ち入れなかった温泉供給業者の大涌谷全域の立ち入りや、名物の黒たまご製造業者の立ち入りも認めたということだった。

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息子たちの輪行は、マウンテンバイクからロードレーサー、ママチャリまで混在していてみなでかわるがわる乗って、坂を上り切れない自転車はふもとにおいて二人が登山鉄道に乗って合流。帰りは解体できるものとそうでないものが混在し、ママチャリはごみ袋をかぶせて電車に載せたのだそうだ。夫は「それ、迷惑だろ」と言ったけれども、思わぬ旅をさせてもらったママチャリの気持ちになってみるとなかなか痛快な箱根行きではあったようだ。おみやげのIMG_5026no1

「ロープウェイは濡れティッシュ持って火山ガスに備えるんだって?」

「や、 往復2000いくらとか高いから乗らなかった。芦ノ湖の遊覧船とセットなら安いんだけど単品だと高いみたい」

そうか…しかもロープウエイも一部運休しているわけだから依然として痛手はありそう。

激安宿に泊まった息子。箱根は5年前の国勢調査より15%も人口減があったという。観光業を継ぐはずの若い世帯が今度の噴煙騒ぎで箱根を出たケースも多いと聞く。

「温泉どうだった?」

「せまいけどめっちゃ熱くて気持ちいい風呂だった」

「よかった。温泉供給会社が管理している井戸のところまで立ち入りできなくて、ぬるい温泉しか供給できなくて、温泉宿ではボイラーで沸かすからその費用負担も大変だったんだって。熱いのがでたの?よかったよかった」

良かったけれど、すでに解雇された人々、収益があがらない商店、閉めてしまった店など、箱根は地域によって痛手の程度が違います。火山という生き物と息長く付き合っていくため監視体制の充実と休業や廃業、解雇の場合の補償制度など課題はこれからです。


コメント

  1. 静岡県民より

    昨年の噴火により温泉の供給が減少したため、たしかに一部の温泉宿は沸かし湯で対応したり仙石原の日帰り温泉が閉鎖されたりしました。しかし噴火の影響があったのは噴気が強すぎて温泉が作れずメンテナンスもできなかった大涌谷温泉(造成泉)だけですよ。

    http://ameblo.jp/ecomstation/entry-12153229043.html

    強羅の激安宿が「B&Bパンシオン」のことなら、あそこは小涌谷温泉。大涌谷からの引き湯ではありませんが。

    そもそも箱根にはいくつ温泉があるかご存知ですか。箱根二十湯です。そのうち堂ヶ島温泉と早雲山温泉は現在一般客が入浴できる場がありませんが、それ以外の十七湯は何の問題もありませんでした(警戒区域近くの木造建屋の姥子温泉秀明館はしばらく閉鎖されましたが)。

    黒たまごの販売は4月28日からですし(23日は箱根ロープウェイで桃源台駅に着いた客に配られただけ)。

    神奈川県議にしては、あまりにも箱根のことを知らなさすぎませんか。

  2. 大山奈々子より

    静岡県民さん

    詳しい説明ありがとうございます。激安宿情報は不明ですが、
    一律に大涌谷につなげて考えてはだめですね。

    黒たまごの販売の正確な開始日?!そうでしたか…。すみません。

    発災以来、ほぼ毎月箱根町議を交えて懇談し、地元にも3度足を運んで温泉地学研究所や観光業者や一般町民の方々と懇談し、お悩みアンケートにも取り組んで実情把握に努めてきましたが、厳密に正確な情報発信は難しいものですね。
    今後も精進していきます!

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