ザよこはまパレードと 憲法改悪を許さない5・3県民のつどい
横浜開港記念みなと祭へのご招待を横浜商工会議所からいただき、国際仮装行列に参加しました。議員団として行進を、ということが書かれていました、仮装はするのかしらと思いながら。結果、仮装せず20人くらいの市議県議で歩きました。共産党からは私ひとり。
みなさん、地元の憲法のイベントなどに忙しいのかな。
行ってみてびっくりしたのは実に多くの参加団体がいるということ。小中高のマーチングバンドや鼓笛隊、警察や消防、宗教団体、中国や韓国、朝鮮の学校、在日米陸軍軍楽隊も…。そしておそらくはそれらの関係者やご家族が沿道を埋め尽くしています。
私は横浜市の市の花、バラの小旗を振りながら歩きました。すぐ前には公明党の議員団がいましたが、その中に公明党の参院選挙区予定候補のすがたがくっきり。彼は議員ではなかったはず…。目立つ長身の彼に沿道の支持者らしき女性のみなさんから「がんばってー♡」と黄色い声。それが比較的間断なく。最高の舞台だったようです。
後で元市議の先輩に話すと、「政権与党だからね…いろんなことが通るのね」と…。
さて、私は地元ではないから誰にも会えまいと思っていたら、一度だけ、「奈々子さーん!」と呼んでくれた方が。なんと子どもが幼稚園時代のママ友でした。ありがとう!Sさん!今日もパパと一緒だったね!
実は娘もこのパレードに参加しており、あいにく次があったので後から来る娘の通過を待っていられませんでした。TVK(テレビ神奈川)に出るというので彼女は録画していました。夜、一緒にみて、ママはどこにいるの?とTVKはパレードの全貌を撮影されていましたが。私は議員団が写っている中でコマ送りで見ても影も形もないという奥ゆかしさでした。つい人柄が出てしまいました。
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そして、午後は神奈川憲法会議の主催による県民のつどい。写真はママの会@神奈川の石井さん。政治に関心なかった彼女が野党共闘の要となって活動するに至った様子と覚悟がくっきり語られました。
わが参院予定候補あさか由香さんと、畑野君枝議員にはここで会えました。あさかさんは憲法を守り続けた市民運動に心を寄せたスピーチ。畑野さんは法務委員として盗聴法の改悪の問題など情勢をしっかりと。頼もしい二人を二人ともに国会に送りたいと思った次第です。
そして日本とドイツの比較から安保法制を考える広渡清吾先生のご講演。とてもとても心に残ったのはドイツの政治家がいったという“ドイツには誇るような歴史や伝統はない。誇れるものは戦後の民主主義と基本的人権に基づく憲法体制である”という言葉。そして、ドイツの学生の歴史の時間はナチスのことばかり習った。という証言。ナチスを生んだ自国への徹底した反省。そうでなければヨーロッパの中で生きていけなかったという日本との周辺の環境の違いもあるといわれました。
日本はいまやしかし、人的経済的交流を考えてもアジア抜きに語れないわけであって、ヒトラーが悪用したワイマール憲法の緊急措置権を下回る独裁的な緊急事態制度を作ろうとする憲法草案をかかげる自民党をこのままにしておくことは日本をアジア社会で孤立させる本当に危険なことだとあらためて。
知らなかったこともいろいろありましたが、ドイツ国防軍は、ヨーロッパの防衛共同体(今はNATO)や国際連合に安全保障を信託する、という思想なのだということ。
ドイツ軍をNATOや国連に預けているという考え方なのだそうです。私は質問として、それはとりもなおさず集団的自衛権なのか?と文書質問しました。
そういうことです。ただ、どこかの国がNATOの一国をせめれば、それは必然的にNATOの構成メンバーからは反撃をうけることは想定できる。日本はそこまでクリアな関係ではないからどこかの国にとっては不意打ちになるわけでそこが違うと。しかし、ISが日本標的説を明言しているようアメリカの子分、日本が集団的自衛権をもってしまっていることは明確な事実となりつつあります。
本当に憲法記念日に憲法解体を狙う策動は許せないと決意新たに。