北綱島特別支援学校を再度。委員会視察の問題
今日は文教常任委員会の最終日。
私は委員会で取り上げた事項に関して意見を述べました。内容はこちらです。
藤沢の県立体育センターの再整備について。
ワークルールを学ぶキャリア教育について。
北綱島特別支援学校のことについて。
この日は同時に、視察について打診されました。
今年度の文教常任委員会としておこなう県内調査・県外調査(他の自治体の行政等を調査研究するため訪問して説明を受けたり関係施設を見学したりする、いわゆる委員会視察)を、昨年7月の団長会の決定にもとづき「グループ分け」しておこなう(日本共産党委員と他の委員とを別グルーブとし、視察に一緒に行かない)ことが提案され委員会視察を別グループで行う点も含め、視察先など委員長副委員長一任でいいかという中身です。
党議員団としてはこのことにしっかり異議を表明することとしており、私はちょうど主権者教育の審議もあった日なので以下のような論を述べて委員長副委員長一任に反対しました。が、12対1の多数決で一任が決定しました。
「13人の委員をグループ分けと称して12対1で共産党だけ別にするという形は問題だ。団長会の決定を根拠としているが、団長会は常任委員会の上位機関というわけではない。
委員長副委員長の一任になるならグループ分けの見直しを求める。意見が違うからというのがグループ分けの理由となっているが、主義も主張も違う委員が同じ政策課題に向き合い、交流して深め合うのが委員会視察のあるべき姿ではないか。
ことにこの文教常任委員会は、主権者教育を審議する委員会である。子どもたちには誰にでも平等に与えられる参政権を教えておきながら、その参政権を行使して選んだ議員が、このように別建てにされるということについて、説明がつかない。私を選んでくださった県民のみなさんにこのような形はどう説明するのか。再考をもとめる」
神奈川県議会の代表質問権の問題などに関し、メディアで議会制民主主義の破壊だという議論も見られました。
しかし、もっとわかりやすい議会制民主主義の危険はこの、意見が違うから視察は別よという特定会派排除問題だと思います。
コメント
私の記憶によると学校教育では、民主主義のルールには「少数意見の尊重」というものがあると40余年前の栃木県時代の小学生の頃の学級会で担任から習いましたが、今の神奈川県議会は多数派の横暴のみが罷りとおっており県民や子どもたち(小中学生)に説明がつかない現状を憂慮しております。