大山奈々子
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生活相談の極意を学ぶ。港北相談センター

ブログコメント2

真夏?私のいでたちは暑い日のそれですが、つい数日前です。

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港北区内に共産党のセンターはいくつかありますが、生活相談を受け付けるセンターとしては3カ所目。綱島の駅近くに新しいセンターを5月にオープンして4か月。バス通りに面しているため認知されやすいのか、相談日には枠いっぱいになります。

 

弁護士さんたちの力をお借りして毎月3回生活法律相談を無料で行っています。バス通りに面しているため認知されやすいのか、相談日には枠いっぱいになります。私も立ち会える時は立ち会わせていただいて世の中を学んでいます。離婚、隣家との境界、詐欺、解雇、生活保護、借金、……毎回いろいろな問題を見聞します。

この写真は、改めて港北区で市議を5期務めた高野明子さんは、相談生活40年近く。今なお、正規の相談日以外でも随時お悩みごとを相談されて解決に導いている大先輩です。改めて生活相談のやり方を学ぶ会が持たれました。同じく長年相談にあたってきた白井まさ子市議や、まだまだ経験が浅い私も、地元のみなさんも参加しました。

資料を整理していて改めて温かいアドバイスに感動したので一部ご紹介します。

    ↓

〇相談活動は難しそうで苦手と、思っている人が多いと思いますが、相手を思いやる気持ちがあれば誰でもできる活動です。           

 相談内容は多種多様ですが、まず、何に困っているのかよく話をきいてあげることです。悩んでいる問題も話が遠回りして要領を得ない人がいますが、本人の口からゆっくり困っていることを話してもらうことが必要です。

相談内容を聞きながら、くだらない問題と思ったり、良くあることだと態度に表すようなことは厳禁です。よくある話だと思っていても、相談者にとってみれば悩みは深刻で切実なものです。まず静かに話を聞いてあげてください。

〇生活に困っている人は基本的に港北区役所の福祉支援課になりますが、生活困窮に至るまでの経過で精神障害や、高齢者福祉、など原因を生じた問題を先に解決する必要があります。いろいろな制度が使えないかも検討する必要があります。

〇道路問題(私道整備)、建築問題(建築基準法)問題は議員の力を

発揮して解決に結び付けましょう。しかし、問題が大きくて簡単に解決付かない問題も多々あります。相談者から見て誠意をもって努力し、全力つくしている姿は理解を得られるものです。

行政の壁や政治の悪さが解決を阻んでいることを率直に話し、それを変えるために相談活動を通じて頑張っていると決意を話し…(中略)

…地域住民の苦しみは党支部の痛みと感じるような、地域に責任を持った支部活動として相談活動を受け止めることが必要です。

  ↓

区内どこに行っても「高野さんにはあの時本当にお世話になった」という人に出会います。

この日のアドバイス。「国民の苦難あるところ、共産党あり」という立党の精神を体現した話だなとしみじみ。私も多少は問題解決につなげて感謝していただいた経験を持っていますがまだまだまだ。これからも相談者の方と弁護士さんから多くを学んで行きたいと思います。

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    これだけ「貧困」と「格差」が拡大すると「生活相談」増加していると思います。私は「労務相談」レベルですが「生活相談」は内容が多岐に分かりご対応も大変だと存じます。
    「労務相談」でもそうですが確かに相談される状況に至るまでにメンタルヘルス(こころの病)に罹患あるいはその前段という方がいらっしゃいます。先日私が「労務相談」受けた方もメンタルヘルスに罹患されており「障害者手帳」をお持ちでした。非正規労働者で契約更新の相談でしたが、社内の人間関係が複雑で自分のことでも下手に上司にも相談できない(相談することで雇用契約解除の危険性有り)と嘆いておりました。
    ある生活相談のベテランの方の言葉からです。「当事者に寄り添う。回答者は神様ではない。生兵法はケガのもと。相談者と共に考え、共に学び、共に闘い、共に成長する。」これが重要だと言っておりました。私も微力ながら「生活相談」の域には達しませんが大山さんを見習って頑張ります。

  2. 大山奈々子より

    鈴木さん

    「当事者に寄り添う。回答者は神様ではない。生兵法はケガのもと。相談者と共に考え、共に学び、共に闘い、共に成長する。」
    私も心に刻みます。

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