意見書作成に当たり、防衛省の姿勢。赤旗編集部の情報源
今議会にかける意見書案は私も立案に参加しました。①南スーダンからの自衛隊の撤退を求めるものと、②思いやり予算をやめなさいという2本。
議会局に案をみせたところ、確認が難しいのでと抽象的な表現に直してはと提案されてきたの以下の2点。
①南スーダンが停戦合意が形骸化し、実質戦闘状態にあることから、PKOで文民警察として派遣されている部隊をすでに撤退させている国々の名前。
英国、ドイツ、スウェーデン、ヨルダンを列挙していたのですが、具体名を書かない形が提案されていました。
②また、思いやり予算の総額も多くの予算、くらいに訂正されていました。
仕方ないかという論もあったのですが、具体性を持った論こそ、人の気持ちを動かすと思うので、意地になって調べました。私たちは報道などを根拠に書いたのですが、報道では行政では一般に根拠となりえないので、信頼させられる機関に当たりました。
①に関して、国連の広報センターに当たると、PKOに派遣している国の報告書の形しかなく、その報告書から消えていれば撤退と考えるということでした。これでは探しにくいので、もともと参考にした赤旗編集局に聞くと、国外退避という表現だと。そして根拠になる資料はアメリカの国会図書館のようなCSRの資料だと聞きました。米国議会図書館の議会調査局(Congressional Research Service, the Library of Congress)です。これはしかし時間切れで、盛り込むことができませんでした。
②に関して、防衛省日米防衛協力課に聞くと、調べて返事するといったのに、南関東防衛局に聞けと。南関東防衛局に聞くと、防衛省に聞けと。たらいまわしにするなというとやっと以下のホームページを教えてもらったという次第。累積約7兆円!という数字を提出しました。
文書を作成するときに、立証できる資料をそろえることのむずかしさを改めて感じたのと、防衛省の国民に対する姿勢の一端をみました。