こんな本を読みました。
この2カ月かけてこれだけしか読めないのがかなしいのですが
それでも読んだ方かな…。自分の稼業と関係のない本を読もうと
こころがけていたのですが、関係ないのは一つでした。
○「政府はもう嘘をつけない」角川新書
これは目からうろこが落ちすぎました。
そして金言の宝庫です。 前に買って半分読んでお蔵入りしていましたが
このたび息子がアイスランドをバックパック旅行してきた話を母にしたら
母が、「アイスランドはすごい国なんやな」という。
どうすごいのか。
これを読んだということなので、改めて読んでみて、アイスランドの底力を知った。
「貧困大国アメリカ」は読んでいましたがもっともっとこの方の著書はよみたい。
わけても、ラスト、学者先生が、高見の見物を決め込んでいたのに
社会変革の運動に踏み出したくだりは背筋がぞくっとするくらいしびれました。
手元に本がないので金言を一つも紹介できないのが悔しいのですが
まだお読みでない方は騙されたと思って手に取っていただきたいと思います。
堤美香さんは国際政治を分析できるだけでも素晴らしいのに、
きちんと大きな希望を与えてくれる。
○「ゼロからトースターを作ってみた結果」
こういう荒唐無稽なの大好きだなあ♥
筆者の青年のアメリカンジョーク!ここには私の好きなアメリカ人の
典型みたいな冴えている青年が出てきます。
世界中を原材料求めてあるきながら繰り広げる
あれこれ。一見あほみたいなトライアルの中から
いろいろ考えさせられるこれ、よかったです。
○「革新自治体」中公新書
弁護士の宇都宮健児さんがおすすめされていたときき、
京都の蜷川府政を学びなおす意味もあって読みました。
革新自治体の行政のありかたというより政治的な力関係の
分析が多くてそこは私には面白くなかったのですが、
京都で蜷川知事が、東京で美濃部さんが、神奈川で
長洲さんが何をやってきたか。
国の下請け機関となっている黒岩県政のアンチテーゼとして
非常に参考になりました。
中小企業支援を県に求めたとき、「京都府では無利子無担保の
融資を府が創設したんだぞ」と心の中で思いながら迎えるか
どうか。