性的マイノリティの方と懇談。
先日、県議団の控室にOさんが来てくださいました。
MtF(Male to Female)※トランスジェンダーの方。(性同一性障害)性別違和という呼び方もつかっていらっしゃいます。
(※FtM と MtF生物学的性別が女性で、性の自己意識が男性である事例を「FtM」(エフティーエム、Female-to-Male)、生物学的性別が男性で、性の自己意識が女性である事例を「MtF」(エムティーエフ、Male-to-Female)と表記する用語があります。)
ネットを通じてつながった性的マイノリティに取り組む政治家やいろいろな団体などと懇談する活動をされています。私たちも最近議会でとりあげたばかりなので、木佐木議員と共に興味懇談させていただきました。
ご自分が経てこられた差別の実態。行政が取り組むべき課題などなど。教育の必要や、文書の性別欄等職場での課題、法整備のこと、などなど意見を交換しました。
喫緊の課題はトイレ問題だとおっしゃっていました。確かに私に置き換えれば男性用トイレしかないという状況。不快このうえないです。
また、労働組合としてこの課題を位置づける必要も訴えていらっしゃいました。
私たちはできることを全力で取り組みたいと思います。社会的認知が広がり、体制が整えば苦悩を軽減できるのですから。Oさんはご自身がネットに紹介されても大丈夫と。覚悟を決めて怖じることなく切り拓いていかれる力強さに敬服しました。
また、この懇談の前日に地元の相談センターに来られた方が、まさにトランスジェンダーの方でした。住み込みで仕事をしていて、自分の部屋をのぞかれて、女性の服が何枚も吊られているのをみられ、性的指向をからかわれて居づらくなり、退職を余儀なくされた。また、住む所がなくなり、自立支援施設を紹介されるけれど、そこは男性部屋か女性部屋。別に紹介された簡易宿泊所では周りは男性がほとんどで怖いと…。問題は切実です。
ご自分が影響を受けた書籍として、上川あや「変えていく勇気」をご紹介いただきました。性的マイノリティの問題に取り組むために世田谷区議になった方の著書です。こういう人々が開拓してここまで社会的認知が広がったんだなと思います。
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