大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

港北区内の開発に問題頻出。下田小付近しかり、日吉箕輪アピタ跡しかり

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こちらの下田小学校近くの旧サミットスーパー跡地が二十戸近い宅地として、市から建築確認が下りていますが、バス通りに面したぎりぎりまでの敷地で、スーパーだったころは歩道を歩いて来れた子どもたちは、通学路の変更を余儀なくされています。

地図の加工が成功して入れば青い線が通学路です。

おまけに交差点脇の端まで建設を認めているので、すでに住宅が建ち、通りへの見通しが悪くなっています。スーパー時代にあった横断歩道の端の溜まり場?退避場所もなくなり非常に危険な状態です。地元では学校や町内会の人々が不安を訴えておられ、保護者の方が見守りに立っておられます。

子どもの安全を無視しての建設計画に、それを業者に許している市の姿勢に本当にあきれます。先ごろ通学途中の子どもが亡くなったのは横浜市ではなかったか。

私も地元の人たちからお話をうかがい、子どもたちが安全に渡れるように警察に交差点の横断歩道の拡幅や新規設置の可能性を問い合わせて、前者は可能と聴いていましたが、歩道の整備ができるまでは横断歩道拡幅は白紙になっているということ。歩道整備までは3年かかるという話が聞こえてきて、確実な情報を得るために土木事務所にお話を聞きに行きました。

学校前の道路を拡幅し、両側に歩道を確保する計画は決まっていても交渉は今後になると。地権者との価格交渉、道路として使用するため提供された土地を強化する工事、電柱との関係など通常3~4年かかる。なんとか2年くらいで前倒ししたいと考えているとのこと。端の家の買取も含めて業者とも交渉すると。しかし、上までいって渡るルートを作るため横断歩道の新規設置も一か所検討しているとのこと。

子どもたちの危険な状態を知っている土木事務所さんは努力してくださっています。そもそも市が建築確認を出さなければ家が建ってしまった土地を買い戻すことなど不要だったのに。安全より儲け優先。世界でいちばん企業が活躍できる国の足元でこんなことが許されている。すでに接触事故が起こっています。

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もう一点の大規模開発の大問題は野村不動産による日吉箕輪町のスーパーアピタ跡地開発。20メートルの高さ制限を一挙に3倍に規制緩和。中学校建設を求める署名9千筆が提出されるような地域なのに、その要望は却下しておきながら、マンション群の中の小学校用地を市が通常の価格より高値で買い取る、ある意味、逆森友学園問題ともいわれるものです。昨夜の公聴会では都市の美観を考える専門家の皆さんのご意見もかえりみない問題が指摘されていました。

港北のニュースを集めた港北ネットさんの特集はこちら。WEBニュースの横浜日吉新聞さんの緻密な取材が光ります。

昨夜日吉南小学校で公聴会が行われ、私も傍聴しました。その生々しい様子を横浜日吉新聞さんが書いておられるので引用します。こちらです。

公聴会の中で、現在でも人口が増え続ける港北区にあって日吉駅に向かう綱島街道が大混雑になっている状況が語られました。一挙に3~4千人の人口の流入を招く危険な計画は日照も通学路の安全も、教育環境の悪化も懸念されます。

住民が犠牲にならずに済む都市計画にむけて住民のみなさんとともに頑張りたいと思います。

 


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