大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

運動するみなさんへ、要求項目の書き方は?

ブログコメント9

先日民主党の県会議員さんと話す中で、考えさせられた件をもう一度ご紹介します。

①少しでも前進を勝ち取るなら、請願項目を列挙せずに絞ったほうがいい。一項目ずつなら我々も了承できるものがあるかもしれない。列挙されると一つ飲めない場合にすべてが不了承ということになってしまう。

②数値目標を設定せずに、拡充を、という表現の方が我々も受け入れやすい。

これは例えば今回私たちが提出した以下の項目を例に挙げると…

【陳情事項】

一、緊急財政対策では医療費助成制度を見直しの対象としていますが、2015年度以降も市町村補助率を維持し、制度の縮小は行わないこと。

一、「受診1回200円、入院1日100円」の一部負担金や所得制限は撤廃すること。

一、小児医療費助成制度の対象を拡大し、通院も中学校卒業までを助成対象とすること。

一、重度障害者医療費助成制度において、65歳の年齢制限は直ちに撤廃すること。

一、精神障害者1級(通院)だけでなく、入院・通院とも2級まで助成対象とすること。

○例えば一項目目は飲めないけれど、他は前向きに検討したいという時に、分けられていた方が進めるものは勧めることができる。

○また、3項目目、中学までは無理でも、助成対象の拡充を、といってもらえば一年だけでも前進させられるかもしれない。

これに対して、私は「まあこちらの理想をかかげるわけで、それはそれとして議員さんには知っていただきたいけれども、実を取るためにはその方がいいかもしれませんね。」とお答えしました。

これはちょっと運動する側が立ち止まって考えなければならないことだと思いました。


コメント

  1. 吉崎英雄より

    200円だの100円だの、65歳だの1級だの2級だの、ウジウジ意味のない数字にこだわってますね。そもそも・・・・・・・
    ま、いいか! わてはわかりまへん どなたか頭のいい人!意見よせてんか!

  2. 大山奈々子より

    吉崎様

    当事者の身になってみたら大問題ですよ。
    公助がなければ普通に生きていくことが困難な方がこの世の中たくさんいらっしゃいます。

  3. 吉崎英雄より

    また大山さんに叱られた
    陳情へ行ったって行政が「はい わかりました早速実行します」なんて絶対言うわけないですよ。予算がないとか言われて門前払いがおちですよ!
    でも誰に陳情するのですか?首長ですか?議員にですか?それとも役人ですか?(おっと!役人の悪口を書くと、また大山さんに叱られる)
    人民が何を求めているか?何を必要としているか?いち早く察知し、問題化して議会にかける。これが議員の役目だと思います、なんだって人民の代弁者ですから。数字の問題ではないと思いますが・・・

  4. 大山奈々子より

    決定権のある知事や、議会議長に対して陳情請願をだします。議会の場合は陳情の趣旨に共鳴して実現に力を貸してくれる議員を探したりもします。行政の窓口にお願いに行くこともします。
    議員にとって有権者の要求を察知することも大事です。しかししきれない諸課題を示すのも有権者の役割だと思います。議員は超人ではありません。おっしゃる通り代弁者です。あなたの代わりに話すひとですから、まずあなたの言葉が必要なんです。

  5. 吉崎英雄より

    事務所に机をおいて、はい いらっしゃませの「店番議員」ではなく、積極的に人民大衆に溶け込み声を拾う姿勢が大事かと すると人々は「この議員だったら頼りになりそうだ」「この議員に相談してみたい」という人々があらわれて来ます。私は「超人議員」を期待しているのではありません。
    なにかあるたびに知事や議員議長に陳情をするのですか?それでは議会なんて必要ありませんね。「店番議員」を動かす。これも人民大衆の役目と思いますか。

  6. 大山奈々子より

    思います。
    吉崎さん。
    両方ですよね。
    おっしゃることは超人を期待されているとおもわざるを得ません。

    店番じゃなく積極的に大衆の中にはいっていこうとしても、議員一人の視界は人間の視界である以上行き届きませんよ。

    私が聞いた相談だけでも、マンションの水漏れから猫の去勢から、運送業の過積載から、工事中の車両の通行から、借金、相続、住宅リフォーム、マンション開発、大型店出店、ごみ屋敷、学費補助、中学校給食、介護保険料のこと、点状ブロックの話、こういう一つ一つに対応している中で行き届かない分野が出るに決まっているのです。議員の時間も一日24時間一年365日ですから。

    要求のある人はそれを議員に気づかせるべきです。

    逆に本当に住民に寄り添おうとする政党は多数の議員を送らなければですね。専門分野ごとに対応できますから。

  7. 吉崎英雄より

    大山さんのおっしゃる通りですが、私自身の話で恐縮です。若い頃会社で、大勢の人から、いろいろな仕事・用事を託され、とても忙しく肉体的・精神的に限界になりました。そこで上司に相談した所「君に用事をさせるのは、信頼して期待されているからだ。あてにされなくなったら人間おしまいだぞ」と言われたことがありましたが、我慢できなくなって、その会社を辞めてしまいました。今になってひしひしをその上司の言葉が重く感じてきました。
    オールマイティになれだの超人だの言ってきましたが、世の中すべての事を議員が扱うのは無理でしょう。「たかがこんな事でいちいち議員である私に相談してくるなんて、迷惑な!」わかります。その気持ち。超人になれ、便利屋になれとは決して言いません。なるべく大勢の人の生の声を聞いてあげてください。他人からあてにされなくなったら本当に人間おしまいですよ。

  8. 吉崎英雄より

    議員は超人ではない、まして神様仏様でもない。議員は忙しくてオールマイティーなんかできない。議員だってやりたい仕事とやりたくない仕事がある。議員にはそれぞれ専門分野があるから知らない。議員の仕事だって限界がある。
    よく考えたらそうですね。人間誰だってそう思いますよ。私も・・・・
    何でもかんでも議員や行政に安易に頼ろうとする姿勢は人民の「わがまま」かもしれませんね。まず自分たちで努力して解決をはかるべきであり、議員への「甘え」は罪悪です。
    選挙の時この候補者は何がが得手で何が不得手か?よく見極めるべきだとおもいます。
    大山さん ご教示ありがとうございました。

  9. 大山奈々子より

    当てにされる議員になりたいと思いますし、生の声が政治を動かす力だと思っていますので、多くの声をお聞かせ願いたいと思っています。よろしくお願いします。

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