寒い日も日吉駅の壁を背に立ち続けた石黒さん、ご遺志を継いで。
昨日は、先ごろ90歳で亡くなった石黒さんを偲ぶ会が開かれました。いろいろな時代をともに生きた同志や遠くからご親戚がきてくださいました。
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石黒輝男さんは、少年航空兵を志願するも、小柄で叶わず、大蔵省印刷局に小田原工場に勤務。「アカ※」に対する警戒心から絶対入るまいと決めていたのに、労働組合運動の中で党の姿を知り、入党。
※社会主義や共産主義の象徴である赤旗の色から、共産主義者、社会主義者、共産党を指す隠語・侮蔑語。使用例・「貴様はアカか？」。（ウィキペディア）
1948年にはハンストを闘った3名の首切り。アメリカ占領軍の指示でのレッドパージ※に遭いました。戦後最大の人権侵害事件と不屈に闘った方でした。のちに中央委員会の赤旗本局の発送部長や、合同警備の社長に就任。
※レッドパージ（英: red purge）は、連合国軍占領下の日本において、連合国軍最高司令官総司令部（GHQ/SCAP）総司令官ダグラス・マッカーサーの指令により、日本共産党員とシンパ（同調者）が公職追放された動きに関連して、その前後の期間に、公務員や民間企業において、「日本共産党員とその支持者」とした人々を解雇した動きを指す。1万を超える人々が失職した。「赤狩り」とも呼ばれた。（ウィキペディア）
1989年には地域に転籍してこられ、選挙や相談活動、要求実現活動と地元に根差した活動をされました。
市民活動としては、1991年には年金者組合港北支部の初代書記長となり、10名から始まった支部はいまや500名の会員を数えるほどとなりました。
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私が石黒さんに出会ったのは7年前。すでに耳が遠くなっておられて、なかなか会話はむずかしかったのですが、地域を案内してくださったり、毎週火曜日、極力参加している日吉駅頭宣伝で静かにチラシを配っておられました。
2015年、港北の悲願といわれた県会議席を獲得させていただくことができて、石黒さんの晩年にその功績に少し報いることができたでしょうか。その評価はこれからの私たちの活動にかかっています。
石黒さんを愛してやまない仲間と楽しく食事した夜、亡くなりました。
戦後の日本共産党の歩みを体現されているような石黒さん。
安倍政権を打倒し、国民が主人公の世の中を作っていく様子を空から見守っていただけるよう、全力で頑張ります。この写真を探し出すのに手間取り、記念誌に掲載してもらいそびれたので、石黒さんとの記念に載せます。
