ともに生きる…憲章推進特別委員会・大船植物園のこと
写真のリンクテスト。
今日はまず大船フラワーセンターが植物園でなくなる前の記念行事をご紹介します。環境農政委員会の中で共産党だけが縮小方針に反対しました。温室潰し、池埋めをともない、全国でも京都植物園と並んで歴史ある植物園の名が消えます。希少種を守り育て、人々に愛されたフラワーセンター大船植物園が、指定管理料が約半分に減らされ、どうなってしまうのか…。
県議会の中のさまざまな委員会についてご紹介します。
今日開かれた特別委員会は、必要に応じて特定の事件を審査・調査するため臨時に設置される委員会です。(決算を審査するための決算特別委員会は、毎年設置されるのが通例となっています)議決はないものの、部局横断的に様々な課題に取り組めるのである意味面白い場です。
(PCを更新して以来、コピペをすると恐ろしい文字化けが起こるようになりました。( ;∀;)
秘策も教えてもらったけれどちょっと大変。定義などはコピペしたいのにな)
四つある中で君嶋議員は経済産業対策特別委員会、井坂議員はオリパラと
ラグビーの特別委員会、私はともに生きるかながわ憲章推進特別委員会、です。
私の委員会では今日は
ともに生きる社会かながわの実現に向けた取り組みについて。と津久井やまゆり園再生基本構想について。
前者は、10月21日22日に行われる「みんなあつまれ2017」という名の共生社会のための赤レンガ倉庫で行われるイベント案がメイン。後者は文字通り、津久井やまゆり園の再生のための検討状況。
(憲章についてはこちらをご覧ください。858005)
私の質問内容
1.憲章の中の「強い怒りを感じます」という言葉に違和感を感じる。県立施設で起こったこと、元県職員が起こしたことなのだから、共生社会を実現されていなかったことを自省的に受けとめた自身への怒りなのか、まさか犯人への怒りではないでしょうねという趣旨の質問をし、その確認をとりました。
(しかし、犯人をテロリスト呼ばわりしていた知事は本当にその認識があるかな…。)
2.また、「啓発」という言葉は、上から目線。啓発とは辞書によると「人が気づかずにいるところを教え示して、より高い認識・理解に導くこと」とある。共生社会を作り切れていなかった県行政がこれからの取り組みが問われているのに、県民のみなさんに共生理念を啓発するというのはちょっと違う。対外的にはせめて発信とか広報とかいろいろな言葉に置き換えることを検討してほしい。
3.次に憲章がひろくさまざまな分野の共生を語っているかと思いきや、主管局である保健福祉局のとらえでは、 障害者福祉に集約されているという。人権問題なども含んだ憲章だというとらえもあると思うが、と整理を求めると、「県は共生社会に取り組むがこの憲章は(障がい者殺傷の)津久井やまゆり事件を発端にしていることから、障がい者福祉の範囲と考えている」という答えでした。これは肩透かしを食った感じですが、共生社会を目指す県の姿勢は変わりないことを確認。
4.そして、私がイベントの実行委員会の中に、障害当事者の参加がないことを指摘。障がい者権利条約は「私たち抜きに私たちのことを決めないで」と謳っている。あらゆる場面で当事者参加を意識すべきと問うと、「ご意見はこの実行委員会のもとのワーキンググループでうかがいたい」と。それならば決定事項を問う形の方向ではなくて、課題に対して意見を聴いて、それを実行委員会が検討する方向性で取り組まれたい旨をいうと、そのつもりだという答弁。
(みんなあつまれ2017イベントに関しては、協賛金で賄うとされていたが、それが目標額に遠く達していない、あと3か月でどうするんだという他会派からの強い指摘が目立ちました。集まった範囲で身の丈にあった規模で行うという答弁にはなりましたが、地域作業所なども出店してくださるイベント、どうせ開催するなら成功させたいですね。)
5.その意味では、津久井やまゆり園の再生計画の中に、「意思確認支援」が入ったことを評価する。知事が大規模な施設の建て替えを表明して、障がい者団体などから見直しを求める声が出て、何より入所者の声を聞いていないという指摘がだされ、そういった県民の声を受け止めて施策に反映されたことは重要だ。地域移行を成功させてきた障害者団体の方にお話を聞いたところ、意思表示が難しそうな方でも、眼球の動きなどで右に動かせばお水を所望している、など辞書的なものまで作成されて臨まれたという実践をうかがった。当事者参加は時間はかかるけれど、丁寧に取り組まれたい。
地域移行に当たっては市町村との連携が重要になるが、どのような課題が?
これへの答弁に関し、市町村支援と言っても、情報交換のみならずしっかり財政的な支援も考えて予算をとって対応してほしいと要望しました。
こうやって書き起こすと、20分の持ち時間でもわりとポイントはいえたなと。今回4ページ程度の報告に関して先行会派が合計5時間あまりやるのでダブるテーマも多々ある中で、案を練り直しながら聴く一日はなかなか頭を使います。
しかし、文教常任委員会では当局や他会派の目指す方向性をもっぱら批判的にあつかう案件が多かったので、委員会の性質が違うとはいえ、当局も他会派も同じ目的に向かう委員会は胃に優しいなと久々に達成感がありました。
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上か下かどちらの写真がFBに反映されるのか実験です。