第2回定例会本会議反対討論に立ちました。請願陳情の結果と意見書について。
神奈川県議会は反対討論か賛成討論かどちらかしかできないしくみです。
議案への態度、そして委員会に付託された請願の審査結果に対して反対討論を行うことになります。
通常、私たちが反対討論したあといくつかの会派が、賛成討論を行うということが多いですね。
私が今回行った反対討論の中身はこちら201707 本会議 反対討論です。
とくに必要なものを取り上げました。
〇唯一の県立の大学が公立大学学校法人化を前提にした
第55号神奈川県地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例(総務政策常任委員会では全会一致)と公立大学法人神奈川第65号県立保健福祉大学定款の議案(厚生常任委員会、うちだけ反対)は私たち以外は賛成でした。
〇所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することを求める請願は委員会では全会一致で不採択(うちの委員のいない総務政策常任委員会です)
〇中学校完全給食の実施に向け、県の補助制度の創設を求める請願は不採択(文教。うち以外の反対でした。)
〇また継続になっていた請願58号私立幼稚園に対する公費助成の大幅増額を求める請願と第59号教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願の2本は私の県民スポーツ常任委員会でうち以外の反対で不採択となりました)
〇しかし、「核兵器禁止条約の締結を求める意見書」採択についての請願と、核兵器禁止条約推進について請願の2本はけ遺族審査となりました。
〇さらに建設常任委員会にかかった陳情120号藤沢駅へのホームドア設置についての陳情は了承となりました。
請願を提出した県民のみなさんは、不採択になったりした際は、その理由を選出区の議員にぜひお尋ねください。
請願の書き方を工夫すれば可能ということもあります。県民要望の実現に今後とも取り組んでまいります。
県議団控室入り口の花があじさいからひまわりへ変わりました。
また、私たち日本共産党神奈川県議団として提出した意見書が3本ありました。
①国民健康保険への国庫負担増額と制度改善を求める意見書…否決
②教育勅語を学校教育の教材にすることを認めた閣議決定の撤回を求める意見書…否決
③オスプレイの飛行禁止と配備撤回を求める意見書…神奈川ネットが賛成してくれましたが否決
教育勅語に関しては国会の民進党は批判していたはずなのに県の民進党に賛成してもらえなかったことは残念です。
また、①に関しては公明党が共産党の意見書に対する反対討論を行いました。国保の国庫負担が減らされたという部分をあげ、
「財政支援は強化されている」と。「共産党の意見書は客観的事実に基づかない記載が多い」という言い方でしたが、しっかりした根拠はありますのでこれについてはしっかりと説明していこうと話し合いました。
コメント
中学高給食問題、知事、県会議員は全国最低の実施状況を恥ずかしいとは思わないのでしょうか。県議会事務局に意見を述べておきたいと思います。
公立大学の法人化、長く大学に籍を置いていたものとして、許せません。成果主義の横行は大学教員の質を低下させるでしょう。
中村さん
美術館や図書館の縮小政策とあわせて愚民化が進んでいますね。
論文の数は減るというより激減だともききます。
いまはノーベル賞を受賞する国でも、このままでは将来は暗いですね。
このままにしないような流れが進んでいます。