大山奈々子
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「原水爆禁止世界大会in長崎に。」

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https://kotobank.jp/word/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%82%B3%E6%9D%A1%E7%B4%84-170045朝、ご近所のママ友に出会い、旅行?といわれて答えたのが表題。

「in長崎?さすが!あれなのね、投下の日に合わせた式典の時に行くんだ!」

「うん!」

「がんばって!」

行くだけではさすがといえないので、頑張ってきます。

県議団から代表として送り出してもらいました。みんな今までの人生の中でいったんは広島か長崎の世界大会には参加しています。いろいろ平和の意識の高い団体が党派を越えて取り組まれている運動です。

私は平和行進は毎年参加しますし、ビキニデーの集会で静岡に行ったり、核不拡散条約再検討会議要請団としてNYに送っていただいたことはあっても広島長崎で行われる世界大会には行ったことがありませんでした。

長崎空港は緑濃い自然の中にありました。

今日は初日の全体会でしたが、6000名が会場の長崎市民体育館に集いました。文字通り世界中から、国連から、全国からゲストが結集して核廃絶のための運動について情勢について報告するという大きなうねりと希望を感じ、意気上がる会でした。

 

何回か参加されている方は、「今回はやはり(核兵器禁止条約採択がかなった)画期的な年だから、熱気が違うね」と語り合っておられました。

ノートパソコンがうれしくて心に留まった言葉を書き抜いてみた。

「禁止から全面廃絶へ」
 司会の新婦人会長、〇笠井貴美代さんが語られたこの大会のめざすものはこの言葉につきます。
政府機関国連軍縮問題上級代表・キューバ大使・ベネズエラ・アジア太平洋オーストラリア・マーシャル諸島・フィリピン・韓国・ベトナムネパール・
インド・フランス・イギリス・アメリカ合衆国・国際平和ビューロー
グローバルネットワーク・日本平和委員会・ヒバクシャなどの参加者が紹介されました。
メッセージは、七か国国家元首・赤十字国際委員会・広島長崎はじめ277の自治体から寄せられています。

首脳からのメッセージのキーワードだけ書いてみました。

〇アイルランド大統領
「122の国々が責任ある多国間主義にたって」
〇オーストリア連邦大統領
「122の国が賛成票を法的禁止の確立が全面廃絶に必要な」
〇ブラジル大統領
「共通の歴史的な到達点」
〇ベトナム社会主義共和国
「連帯を高揚させる新たな機会」
〇リトアニア首相
「一時的なものではなく一夜にして実現できるものではない」
「確固とした系統的なアプローチを」
〇ラオス
「平和を愛する人々を結集する開催を高く評価」
〇南アフリカ共和国
「国際社会を啓蒙する彼らの努力を称賛する」などなど。

議長団 安西育郎さん主催者挨拶
熱い思いを総結集して長崎から72年目
72に格別な思いがある。
72は数学者の間ではアキレス数という。
9×4のパワフルナンバー 3の2乗×2の3乗 何乗×何乗とはっきり言えるのはパーフェクト数だが、72そのものは乗数ではないので、 パワフルだがパーフェクトではない。強かったが足首は完ぺきではなかったギリシア神話のアキレスからとって、 アキレス数という。完ぺきではないが強力な条約をもつことになった。世界の3分の2の国々が批准することになった
完ぺきではない。アキレス条約。採択へ尽力した 国連上級代表へ敬意と謝意を表したい。 今日の理想は明日の現実となる。禁止条約は 完全廃絶につながる画期的なもの。
開発、生産、保有、貯蔵、使用、威嚇を禁じ、今回批准しなかった国が 将来参加する道も確保し、 ヒバクシャの運動を、市民的良心の役割を評価する中身となっている。
志を同じくする者が粘りづよく訴えることで 打開できる希望の星。

分裂しそうなとき被爆者の実相を知らせるイベント
画期的な成功。被爆国でありながら参加しない 政府への失望を憤りに変えて
核抑止政策は核脅迫によって核戦争を抑止する。
核抑止力は機能している間だけ抑止力であり得る。
バンジージャンプの綱が切れた事件があったばかり。安全性を確認したはずが切れた。

核抑止もいつ崩れるかわからない。
核抑止政策は国家的信用詐欺
イスラエル・インド・パキスタン・ アメリカの非難は説得力がない、
ヘビースモーカーの禁煙運動と揶揄される。
我々は微力ではあっても無力ではない。ゼロは一億倍しても
ゼロ。1は一億倍すれば一億
一を足し合わせる地道な努力を通じて。
運命は私たちが作るもの今をそう生きるかで未来が決まる。(ガンジー)

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長崎の被爆者 木戸季市さん
広島と長崎は原爆が使われたら人物が滅亡すると教えた。
日本国憲法を誕生させた
保有国も1から9へ。
ヒバクシャの72年は戦いの歴史
実態の隠ぺいが行われてきたが
生きるために必死に戦った
自らを救うとともに人類を救おうとした
二度とヒバクシャをつくるな
72年間、第三の核戦争を阻止した
原爆被害への国家補償をもとめてきた
歴代政府拒否
戦争受忍論。過去の戦争のみならず未来の被害も我慢せよといっている
日本国民の課題。
こともあろうに広島の地で核兵器廃絶の署名をしないと明言した
日本政府は同盟国にしっかり伝え署名させることだ。
憲法9条を具体的に生かし、二度と戦争犠牲者を
つくらないことだ。
国民の命安全暮らしを守る首相をつくろう。
核兵器のない平和で公正な世界をつくるために頑張りましょう。

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中満 泉 国連軍縮問題担当上級代表
多国間条約は20年ぶり
ヒバクシャの筆舌に尽くしがたい苦しみに言及
ピーク時の「7万発から1万5千発まで削減はしてきた
安全保障を核兵器に依存する国々にも
人道主義的な取り組み国際人道法の長い取り組みの中で
発展してきた。禁止条約推進派の国々は取り組んできた
リスクが増大しているという安全保障上の
核兵器廃絶への取り組みは不透明。
極東地域でも核の脅威が増している
北朝鮮は国際社会を不安に陥れている。
長距離射程の軍事的能力の連続的な発展は
厳しい状況であればこそ
人道的観点からも
対話を進化させるべきと国連は考えている
核兵器禁止条約は早晩発効する。あくまで
一部、 追加的な手段が必要。新しい責務と柔軟性が求めらている。
ただ一つの道ではない。
核不拡散条約は今後とも中心であり続ける。
2020年のNPT会議で具体的なステップを真剣に考えてもらわなければ
すべての国々のNPTへのコミットメントをどうすすめるか
国際交渉の中で何度も聞かれたNPT条約第6条を補完するものである
すべての国々が対話を促進し、共通の目的を達成することが必要
私たち国連は市民社会のみなさんと強調し努力することを約束する

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駐日ベネズエラ大使。

ベネズエラは深い平和主義の立場を表明してきた
トラテロルコ条約(ラテンアメリカ及びカリブ海地域非核地帯条約)が規定する国
ラテンアメリカカリブ共和国
憲法に核廃絶への姿勢を盛り込んでいる、
ベネズエラの政府と国民は
非同盟運動の議長国
非同盟運動からの初めてのメッセージ
大会実行委員会の皆さんに感謝
非同盟運動加盟国が共通の立場ではない。しかし
最前線にたってきたマルガリータ島
国家元首、軍縮と安全保障をめぐる現在の状況に懸念を表明
多国間主義を表明。核廃絶と核不拡散を同時に。

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キューバ大使館
非核地帯創設に最初に取り組んだ地域に属している
ラテンアメリカカリブ諸国共同体の第二回・・・
力の行使、行使の威嚇を排除するために結ばれた

核開発にますます多くのお金が注ぎ込まれる一方で生活が削減されている
飢餓貧困病気をなくすようなお金が削減されている
キューバは保有せず、保有の意志もない。
トラテロルコ条約の批准国として、
いかなる戦略的概念も拒否する
国際協力の強化をよびかける。
条約は核兵器    のみならず
使用の威嚇、被害者への支援も盛り込まれている。
核兵器を努力を惜しみません。
人類の命運がこれほどの危機に面しているとき
一刻の猶予もない。人類全体の意識改革が必要、
恐ろしすぎて信じがたい事実をひろげていくこと
1962年キューバは深刻な破壊の危機にあった
今はより高性能で深刻な兵器がある。人類の存在は

フィデルカストロは広島を訪問した2003年
こんな蛮行を二度とおこしてはならない。と語った。
人的財政的資源がより公正な配分ができる世界

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沖縄連帯
有人島としては唯一戦場に。
復帰から45年が経過した今も過重な基地負担
欠陥機オスプレイの強硬配備、辺野古の基地建設
新基地建設を争点とするすべての選挙で勝って民意を
示してきた、非暴力の抵抗を続けている。根拠のない
囲い込み、排気ガスを使った攻撃、
それでも憲法は権利を守るための不断の努力を求めている
権利を守る重しとして行動をつづけていく
あきらめることなく行動を続ければ
本当の意味の憲法への復帰ができる。平和的生存権をかちとるため
がんばります。

翁長知事の連帯のあいさつ
平和こそ「敵味方のくべつなくすべての方々を追悼するための一切の
武器に変えて対話を愛と信頼に満ちた緑の都市にしよう
沖縄平和都市宣言
沖縄の火と広島と長崎の火を合わせて燃え続けている。
連携することによって

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長崎県民の会
市長、知事も呼びかけ人となって核廃絶署名
二歳で被爆した医師の発言81歳を超えている。
長年のヒバクシャの
人類史に刻まれる快挙、
人道法にも人権法にも反することを規定。
9つの核兵器国、核依存国はボイコット
米英仏は拒否
NPT 加盟国が同じ目標に向かって努力することを
誓ったにもかかわらず分裂
今後はこの二つのグループで話し合って国際条約に結実
する必要がある。
市民社会が核兵器国の市民に向けた運動ともいえる対話と信頼の醸成が必要。
国際署名を成功させましょう。
生協連も参加。県内12の生協。
市民誰でもが参加できる、目標10万筆。 

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田上富久長崎市長
いろいろな地域でいろいろな国で核兵器廃絶に取り組んで
いただいていることに敬意を表する
源流はヒバクシャの方の運動
10年前の禁止条約の萌芽があった時、深い闇の中だった
この10年間で世界の6割の国々が参加して条約へとつながりました。
しかしこの条約が本当に力をもつためにはこの条約を支持するという声を
挙げていくことが必要になる、市民社会が問われる
このルール作りは大きな意味を持ち、他の課題でも大きな意味をもつ。
傷ついたり傷つけあった経験をもつ国々が一緒に集まって平和の
思いと届けたい平和市長会議の思いも力を持っていくと思います
それぞれのネットワークをひろげていくことでその網の目が幾重にも
世界を包む本当のセーフティネットとなるでしょう、
平和への種を心の中に宿した皆さんにエールのご挨拶としたい

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県民の会
被爆者は心から喜んでいます自らを救うとともに、
人類を救おうと被爆の実相を訴えてきた
これからが正念場,生か死か、ヒバクシャの署名で核保有国を包囲

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各地で署名に取り組む方々の奮闘も報告されました。

15000筆、ネパールの代表。

東北6県21都府県
東北は6県すべてにヒバクシャ署名に取り組む連絡会ができ、奮闘している。
青森 県民集会、キャンペーンリーダーの33団体63841筆。
目標の6割。

秋田 秋田市長を除くすべての首長
岩手 高校門前署名
宮城県 原爆被害者の会萩の会
  100万筆を目指す。16団体30名4万筆ピース

安倍首相の足下でも広がっている山口県代表。
ヒバクシャ署名ならと店の前で署名させてくれた、
条約ができたときに平和行進
10日間県民にアピール
私たちの新たな一歩。ヒバクシャ国際署名
8団体が共同。署名推進連絡会
2020年9月末までには100万筆
安倍首相足下の山口県だからこそすべての県民に署名をしてもらうんだ
極限の状況下では核使用を求めるという唯一の被爆国として世界の
恥さらしになっている、核廃絶の先頭に立つ政府を実現しよう。

韓国原爆被害者協会 プサン支部
昭和9年「1945年には父親が広島市打越町へ引っ越し。
稲光が刺した途端、爆音と同時に家が崩れ下敷きに、竹やぶに
逃げた背中一面大やけどの人も。破壊された中で一人でも生きている人を
探し出すのが生き残っていた人の姿、次々と亡くなっていく人々の姿は
痛みとともに長く残っている。心の傷として残っている、
竹やぶの中で過ごした後方々をさまよい、父の友人の世話になった。
韓国行きを勧められて何日間も過ごし、ことばも文字もわからない
私たちには親の兄弟の家での暮らしはもっともつらい記憶です、

田畑も家もない生活母は小学校に行かせました。
両親は体の具合もよくないまま1952年
母の病気の名前も知らず、妹はガン。私たちは被害者健康手帳をもらっている
母は一生病気に苦しみ病院にもいけないままだ、
原爆のせいだと母はよくかたっていた。
20年で時効だといわれた

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フランス平和運動。
日本の平和運動が人々を動員し続け
大きく貢献したことをたたえたい
世界の幾百万の個人とNGOの勝利、
国連をはじめ、各国機関、国際労働機構など活動してきました。
致死的な危険であることはあきらか。
新自由主義的なものは平和の障がいとなっている、
軍産複合体が核廃絶の主要な敵になっている
メディアを支配し、核兵器禁止条約採択もメディアに無視された
相手の核廃絶を遅らせようという側面を過大にまた過少に評価するべきではない
軍事費拡大を正当化する力を持っている、
核兵器廃絶と移行のために平和裏に活動し、
実際、市民社会は重大な役割をはたしている、政治家とマクロンがNATO
の論理を支持している。
NATOの要請に従ってフランスの軍事予算を毎年百億ユーロも拡大、
核開発工場前での集会を計画している、
すべての核兵器を保有する国に核廃絶をふみきらせること。
国際会議の宣言は
日本の平和運動の動員は私たちをはげましている。昨日100の団体によびかけた9月の平和運動の動員を強めるよう。9月23日11月
国の予算が議会にかけられるときに核予算に抗議します
50の街で50の映画界を企画している。

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ベトナム平和委員会
国家主席からメッセージ
歴史的瞬間に開催される意義深い大会に
法的拘束力を持つ核兵器禁止条約が採択されたことを喜んでいる
長年努力を惜しまず戦ってきており、本当に画期的な出来事で、何度もそれを繰り返したい気持ち
しかしゆっくり味わている場合ではありません
この勝利を味わっている間にもヒバクシャや枯葉剤の被害者は苦しんで生きています
テロリストの台頭で無辜の人々が苦しんでいます
私たちはすべての諸国に対して促す必要があります
各国に利潤でなく国民の命を尊重すること、国際法を 守ることを。
燕一羽だけで夏の訪れてと言えないように、
すべての戦争被害者と連携を深め、戦いの相乗効果を生みだす必要があります。
核被害者枯葉剤被害者に皆様が寄せていた連帯と支援に対しこころから敬意を 表します、あらゆる努力にお礼を申し上げます、
皆さんの幸福を願っております、
ヒバクシャに正義を!

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韓国イジョンギさん
反核平和運動の力を合わせる場
朝鮮インドパキスタンの不参加
日本や韓国のように
不義の政権を倒し、ピープルズパワーを示しました。
アメリカはサーズ配備を強行。
不安定と緊張は今現在も続いている
キャンドル革命で誕生した文在寅大統領は
北朝鮮との対話、民間交流を強化
一方で韓米同盟、韓米日の同盟強化も語っている
最近は韓国軍にピンポイントミサイルの実験を命じたりしている
強力な韓米同盟、サーズ(弾道弾迎撃ミサイル)配備強化
オバマは対話拒否、
トランプは何をしたらいいのかわからないのではないか
朝米の対立と朝鮮半島の分断、
東アジア問題の克服という原則に戻れば解決はみえてくる
国際的緊張を高める挑発行動は慎まなければなりません。
挑発に対して挑発するのは
分断と人道的悲劇が生んだ韓米演習の中止と
同時に北朝鮮の核実験の中止の要請など思い切った対応が必要、
朝鮮半島平和会談は一度も開催されたことはない、
核武装安定のため
核開発を放棄させるためには安全保障が必要。
冷戦の孤島という言い方がある、
東アジア国々の国際政治の根底には紛争のき裂がある、
北朝鮮の核開発問題は「東アジアに直接かかわる
新しい力は市民、民衆がもっている。

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アメリカ
アメリカの行った非人道的な核兵器の使用に関して謝罪する
偶発的に非人道的な結果を引き起こす
核抑止論はフェイクニュースだ。
自国の政府に条約の調印をはたらきかけるべき
世界は聡明さを欠いたきらめき
われわれ世界は核兵器では強力だが
倫理面では幼稚な世界になってしまった。
122の国々は前進への道をつくてくれた、
アメリカの多くの人々が平和なくして正義なしと言っている
平和なくして平等なし
内なる勇気が必要、平和運動に携わる私たちに団結することを求めている

・・・・・・

だらだら書きましたがどれも金言に思えます。困難に直面しながら運動を続けてきたみなさんの、到達点をクリアした自身と今後の展望につながる実践、そして平和の先導国に関しては自国への誇りがあふれています。私たち日本の市民も、いつか自国の平和政策を誇れるようになりたいと思った。

 


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