大山奈々子
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沖縄修学旅行 事前学習に感動 

ブログコメント2

県立高校に通う息子は、今年沖縄に修学旅行に行きます。学年だよりが無造作に机に置かれていて読みました。

サーターアンダギーのつくり方、沖縄そば、ラフテー…、(うんうん、沖縄グルメ、おいしそう(^^♪)このページは生徒の編集。

そして裏。そこは沖縄線のことが詳細に描かれていました。文中に「本当に是非これだけは知っておいて欲しいということがあります」「皆さんにはこの部分はしかと心得て読んで欲しいと思います」「沖縄戦の最大特徴は、軍人をはるかに上回る約16万人もの住民の戦没者です「軍隊は住民を守らない」が沖縄戦の最大の教訓です」などの言葉が見られます。懸命に平和の心を伝えようとする先生の気持ちがひしひしと伝わります。息子もじっくり読んだといいます。

なんというか、県教委ぐるみで過去の日本の戦争の真実を隠そうとしている時世で、しっかり語り伝えようとする教員がいる。感動の一言でした。

一方、港北区内の中学に学校訪問したとき、とある先生が「ぶっちゃけ、市教委がいろいろ食育とか道徳とか、環境教育とか特別なメニューを押し付けてくるのでカリキュラムが難しい」とおっしゃるので「平和教育は?」と聞くと、首を傾げながら、それをやるようにという指導はないと。国際理解とかならなんとか。と。

国の教育政策としては軽んじられ、曲げられている平和教育。現場の先生がんばれ!

ちなみに、次号の生徒のページはは息子たちが担当するとか。「世界遺産とか考えてるけど」

「そう?!じゃさ、沖縄のきれいな海に新基地建設しようとする今の国のありかたを問題視する文をつけとくのはどう?この戦争の話を受けて…、あ!あれあれ!『沖縄県民斯ク闘ヘリ』」

「は?何それ?」

「ママもこないだ知ったんやけど、沖縄戦を闘った中尉の残した言葉。後世格別のご配慮をっていわはったのに配慮どころか今になっても沖縄を傷つけてるんや、日本政府は!」

(しかし文字にしてみると興奮するとべたべたの関西弁になってで子どもと対話していることが明白なり。)

普段、私の干渉を嫌う息子も、私の剣幕に「う、考えとくよ…」

 

それにしても秘密保護法である。もうすぐ施行するという。日本共産党神奈川県委員会のサイトへのアクセス解析には米海軍基地からのアクセスが認められる。ノーベル平和賞候補のエドワードスノーデン氏は、アメリカCIAやNSCなど諜報機関がどれほど個人のメールまで対象にしていたかを暴露した。このサイトもリンクしていることを思うと、アメリカが辺野古に新基地を作る上で障害になる情報、つまり国の防衛上の情報に触れようとした私や息子の学校の先生が秘密保護法違反で逮捕されるという事態も容易に想定できるのであった。

この記事だすのはやめようかしら、と委縮が起こる。罪深い法律は廃止に。

 


コメント

  1. 鈴木やすより

    教科書問題、教育への行政の不当介入等、教育が難しい時代でもきちんと考えている教師の存在にまだまだ明るい光が望めます。夏場に私が「ブラック企業の見分け方」なる高校の先生向けのセミナーに参加した時の、卒業生の労働相談で一緒に労基署まで同行する熱い教師を思い出しました。
    軍人を称賛するつもりかありませんがこの太田実中将の電文は名言です。この時、役人の主要な方は己の生命保身で殆ど本土に逃亡。mznn

    満州のソ連参戦でも「関東軍」は既に退去。沖縄は本土決戦に向けて1日でも持ちこたえれば可というのが当時の大本営の本音でしょう。何時の時代でも市井の市民が犠牲になります。
    沖縄は薩摩藩に侵略され、明治維新で琉球処分と苦難の道、太平洋戦争、そして現代の惨憺たる状況。太田実中将も浮かばれません。
    特定秘密保護法ですね。全くの悪法ですね。これからの時期が後世の歴史家なるものが存在すれば将来これからの時期を歴史の局面にあると評するでしょう。
    「歴史」を正しく学ぶ。そして継承する。太平洋戦争以前に似ていると思う場面が多い今日この頃です。しかしこの危険な流れに民意でストップをかけることが重要な局面だと考えます。

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