大山奈々子
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【拡散】メディアを育てるには。田崎基記者の講演に学ぶ

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市民と野党の共闘をすすめる港北の会主催で『安倍改憲の表層と深層』と題して港北区の公会堂で講演会が開かれました。民進と共産の両予定候補もご挨拶。講師は神奈川新聞の記者、田崎基さん。

かねてより、田崎記者の骨のある記事にはいろいろ感銘を受けており、ファンの多さからか、私の知らない区民もたくさんいらしていました。

深層にある日本会議や宗教団体とのつながり、反憲学連のことなど、学んだことはいろいろあったのですが、一番衝撃だったのは質疑の中で語られた。メディアの育て方。

「安倍首相の今回のご都合主義な解散劇を批判的に報道するメディアがない!」とお怒りの会場の方に語ったこと。

「うちも報道していますけどね…(笑)どうしても私たち記者は入社したら公正中立を求められ、ストレートな記事を書く。そこに事を判断する余地はない。自分の考えはない。考えることをやめてしまうことになりがち。

                   ________(中略)______

批判されているNHKも、この夏には素晴らしいルポを報道した。ああいう時はほめてください。ネットの上ではなく、電話かメールで。それは必ず届きます。

神奈川新聞も、この間ジャーナリズムの批判精神をもってがんばっているけれど、おほめの電話は3本だけです。できれば電話してください。電話なら(上層部にも)届きます」

(!!!!!例えば田崎さんが多く執筆していた終戦の日の「政治とは戦争しないこと」と題した特集記事、私もSNSで絶賛しましたし、Twitterでは田崎さんの膨大なフォロワーがほめちぎっていたのに…)

匿名の仮想空間では伝わらないリアルの力。

「向こうはがんばりますよ。ヘイト関連の記事が出たら、もうすごい数の電話かかってきます。一人で一時間話したり…」

[向こう]の粘り強さに負けないように、圧力に屈せず頑張るジャーナリストやメディアを育てていくのも国民の責任かもしれません。


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