大山奈々子
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アスベスト訴訟団 首相官邸前厚労省前行動

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建設アスベスト訴訟、横浜地裁に続いて、東京高裁もメーカーと国の責任を認めたことを受けて首相官邸前集会。厚労省前と連帯しての行動。

弁護団のHPです。

被害者のご家族の方、弁護団の方が次々と訴えます。

「仕事が好きな主人でした。老後は2人でのんびり過ごしたかったのに、66歳で逝ってしまいました」

「ただ一生懸命仕事をしてきたのになぜこんなに苦しまなくてはならなかった。国はどうしてあぶないんだとおしえてくれなかったんですか」

「亡くなった主人の目には涙がこぼれていました。死の恐怖とアスベストの口惜しさがにじんだんだと思います」

私は議会で取り上げたいとおもっているので、一言一言をかみしめました。

中央省庁の建設にはアスベストは用いられなかったと言います。一方で住宅建設には使用が義務付けられることまであった…国は確信犯だったんだ…参加者の方が教えてくれました。

「国は知ってた!できた!でも、やら なかった!」は泉南で闘われた訴訟のスローガンです。泉南の勝利判決が出て、3年たってやっと厚労省がうごいたといいます。なんという不実。

耐火性断熱性に優れるけれども、発病までの潜伏期が長い悪魔のような建材を、その危険性を知りながら対策を取らなかった。多くの公害事件と同様、命や健康の危険性より経済効率優先。建設業者のみならず、今後何十万人と言われる被害が想定される恐ろしい恐ろしい公害です。静かな時限爆弾の異名を持ちます。

写真の3枚目は連帯の訴えを終えて恐らく厚労省前へ向かう畑野議員。日本とアメリカの国旗が見えます。来日していたアメリカのトランプ大統領は出国したばかり。

「イヴァンカ基金に57億も出すんなら、国の責任で病に倒れたアスベスト被害者の救済基金を作ってください!」とは弁護士さんの言葉。

参加するたびに新しい学びがあるいろいろな人権にかかわる運動。

今日は一時間、被害者の声を聞かせていただきました。首相には聞こえたでしょうか。原告の方が8割亡くなっていると言います。命を削りながら闘う国民の声に耳を傾けてください!

 

 

 

 

 

 


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