祝 新吉田第二小学校 創立40周年記念
議員になって初めて小学校の周年行事にお声掛けいただき、参加させていただきました。
いつもは通りかからない地域。私の住まいの近くは本当にビルだらけで土が見えないところです。けれど昨日お訪ねした新吉田第二小はグリーンライン高田駅を出ててくてく向かいました。広い空のもと、川が流れ、畑が続くのどかな場所にありました。
記念式典に続いて祝賀会がありました。招待されているみなさんは、子どもたちが通ってくる道を見守ってくれる人たち、子どもたちの住む町内の会長さん、PTAのみなさん、オヤジの会の人たち、元いた先生たち…実に多くの人たちに小学校は支えられているのだと改めて実感。
この式典は大人だけで、子どもたちは前日に式典を終えたということで、会えなかったけれど伸び伸びとした校歌を聴くことができ、いたく感動しました。前日には涙ぐんでいる子もいたといいます。
さわやかな みどりの風が
早渕川を 渡って吹くよ
みんなのびのび 勉強する子
伸びていこう伸びていこう
ぼくたち わたしたちの
新吉田第二小学校
たくましく根をはる大地
若木のむれがならんで立つよ
みんなすこやか 明るいよい子
伸びていこう 伸びていこう
ぼくたち わたしたちの
新吉田第二小学校
すみわたる 心も空も
はるかな遠い 未来を呼ぶよ
みんな仲良し やさしいよい子
伸びていこう 伸びていこう
ぼくたち わたしたちの
新吉田第二小学校
この校歌は保護者のみなさんと教職員の混声合唱団で聴かせていただきました。他に「花」「365歩のマーチ」「ふるさと」選曲も懐かしいような実直なような。
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校歌はなんと素朴で優しい歌詞でしょう。40年前の教育界はそうだったかもしれない。競わせるでもなく、ランクづけするでもなく、たくましく子どもたちの育ちを見守る…
先生とお話するタイミングがあり、人数が少なくて25人学級もあると。「いいでしょう?25人学級。子どもたちと向き合えて。」と聞くと、「ええ、子どもたちの目の輝きが違いますね」ということでした。
また、活動の様子を知らせるスライドでは子どもたちが虹という歌を替え歌で歌い、その歌詞の中に、40周年を迎える第二小へのloveがありました。
♫ありがとう だいすき がんばってるね♪子どもたちが学校に、そして学校はこどもたちにこう言って向き合えたなら。なぜか私の小学校時代や、自分の子育てを思いました。小言を言わないで
ありがとう だいすき がんばってるねって言ってみよう。
なぜかしみじみ心が洗われた会でした。
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そしてまた全県で20から30校も閉鎖されようとしている県立高校改革を思うのでした。ある高校では最後の一年を迎える最上級生が「あの学校をなくすんじゃなかったっていってもらえるよう頑張ろう」と話したとか。
子どもたちの心の故郷を財政難を理由に閉ざしていく神奈川の教育行政の根底に流れる冷たい川の流れを変えたいと思いました。
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帰ってからいただいた冊子を読んでいると、この辺りが昭和の初めは畑で、肥料になる人糞をもらいに田園調布まで桶をかついで言った歴史が書いてありました。
そして「ぶた公園」の写真が。かつて豚小屋がそばにあったのだそうです。いいなあ…ぶた公園。