錦が丘の桜まつりや、コミバスにみる市民の力。
早起き鳥工房さん主催の錦が丘桜まつりの噂を聞き、訪れてみました。菊名駅からあるいて5分くらいの住宅地の一角。
4つの坂が集まるところ、頂点の個人宅を中心にベンチがしつらえられ、赤ちゃん休憩所も。港北区で活動されているNPOびーのびーのさんから子育て世代が気軽に来てくれるイベントのアドバイスをもらったと主催者の方がおっしゃっていました。テントではお汁粉がふるまわれます。甘くて豆がほろっとくだける優しいお味でした。私たちがお訪ねしたほんの20分ほどの短い時間にも20人くらいの人々があつまってこられていました。
自宅のお庭を開放し、戦時中からの写真も展示され、この地域の民間のコミュニティバスがこの日はお花見バスとして停車する。心温まる桜まつりでした。
こちらのお宅の一角を提供して常設されているベンチにはお散歩に疲れたお年寄りや、ビジネスマンの方、学校帰りの子どもたちが腰かけて実にたくさんの方が休んでいかれるといいます。こういう懐深いお宅がご近所にあるというのがいいなあ。
こちらは、コミバス市民の会が走らせている菊名おでかけバスの停留所ともなっています。コミバス市民の会の方にもお話をうかがいました。年間千円の会費で8人乗りのワゴン車を走らせ、毎週火曜一日6便の運行だそうです。なんと商売っ気の無い…。安心して利用してもらおうという、白タクではないから会員制なんですと。横浜市も助成金を出していると言います。市域を越える地点なら広域行政の役割も問われます。
私の母は大津市で1人暮らしですが、住宅街を循環するバスが便数が少なくなって寂しい思いをしています。高齢者が安心してでかけられるしくみを行政も支援して地域の力で構築しておられるのを間近に見て、市民力を痛感しました。各地でこのような外出、移動支援の仕組みができるよう一層行政はちからをいれてほしいですね。