大山奈々子
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子どもの虹情報研修センターで愕然とする

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 厚労省HPによると、子どもの虹情報研修センターは、児童虐待問題や非行等の思春期問題への対策の一環として、インターネット等を利用した情報の収集・提供、児童相談所や児童家庭支援センターなどの専門機関からの電話等による専門的な相談、虐待問題等対応機関職員の研修及び児童福祉施設における臨床研究と連携した研究などを通じて、関係機関の専門性の向上を図ることを目的とする。と説明があります。

児童の課題に詳しい方から、こちらを一度は見ておいた方がいいとアドバイスがあり、女性議員三人でお訪ねしました。

 

戸塚駅からバス、県立桜陽高校前から歩いて、高校のすぐそばにセンターはあります。制服着なくてもいいという桜陽高校は鷹揚だな、多彩なスタイルの子ども達が門を入っていく姿は楽しいものだと思いながら到着。

このセンターは日本虐待・思春期問題情報研修センターともいわれ、これらの課題に対応する第一線の専門的援助者(例えば児童相談所の所長など)を養成し、また、高度専門情報を集約発信する拠点として設立されました。全国に一つしかない施設だということです。国と横浜市が協力して2002年に設置されました。社会福祉法人横浜博萌会が国からの運営費補助で行っている事業です。

厚労省や地方自治体、民間の援助機関、専門家団体、諸研究機関などと緊密な連携を取りながら福祉保健医療など幅広い分野を対象に重要な役割を担っておられます。

児童の課題に詳しい方から、こちらを一度は見ておいた方がいいと

アドバイスがあり、女性議員三人でお訪ねしました。

国立国会図書館の他にはここにしかない資料や、厚労省も所有していない研究データや蓄積された知見があります。

体罰を禁止している国々。核保有国ではないというところが象徴的。力での解決をよしとしないわけです。

 

いろいろ有意義なお話をうかがいましたが、印象的な話を。

○教員や、司法関係者は国として養成する仕組みがあるのに、児童福祉司はない。

○児童福祉司はイギリスでは6万人。日本では3千人にすぎない。(イギリスの人口は日本の約半分なのに!)

○児童福祉司一人当たりの担当するケース数はイギリスもアメリカも上限を15ケースと決めているのに、日本はほんの数年前は100例持っている方もいて、近年80ケースほどになっていますがとてつもなく多い。

わが子一人の悩みによりそうのも大変なのに、80人ほどの子どもや家庭に対応するのにあり得ない日本の福祉行政のお粗末さ。

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これでは児童相談所関連のトラブルが絶えないのもわかります。

こちらの機関もやはり人手不足でした。国からの事業費は人件費ではないということでした。子どもの命や育ちを守る機関に人とお金を。施設を!

国でも地方でも連携して人の配置を増やせるよう、こういう機能をもつ研修センターを増やしていけるようがんばりますといって施設を後にしました。

 

 


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