大山奈々子
大山奈々子大山奈々子

京都市議団と京都府議団の凄みに触れる❤

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視察の最終コースは京都市議・府議との懇談。とても楽しみでした。

(イノダコーヒーは、年輩の執事的な方々が蝶ネクタイでサーヴしてくれるのが老舗にふさわしいムードをかもしていたのに、若い男女に変わっていました…ショック)京都市庁舎改修中。懐かしの京都市のマークがついていました。市立葛野(かどの)小学校、市四条中学校に通ったわけで脳裏に刷り込まれています。「京」の字の図案化に御所車を配したものだとは、今日初めて知りました!

ちなみに各都道府県のマークはこちら。クリックすると由来が出てきます。今回お訪ねした兵庫や京都府のマークの意味もわかりました。(神奈川のマークも「神」の字からできていますが、二人の人間が手をとりあっているようでもあり、母なる乳をイメージさせるものでもあり、私は結構秀逸なマークだと思っています。)

私の県議選での訴えを思い出しました。「京都で受験した大学はあと7点足りず、浪人することになり、その結果こちら(神奈川)に住むことになっています。神奈川県議会の空白を克服するために運命が私をここに寄越したんだなと思います」不遜な感じ(笑)

でも、現実に京都の議員団を前に、状況が状況なら私はこちらにいたのかなぁ、それはそれで違う運命かも…と思いながら

〇京都市議団との懇談

定数67の議会で18人です!議会第二会派。

市議団からは、民泊条例について学びました。民泊問題対策プロジェクトチーム(!)を組んで規制条例をつくるために闘ってきた経験。懇談には主にこの民泊チームが対応してくれました。

この一年間で民泊関係で提出された陳情が7本もありました。違法民泊が増え、騒音や違法駐車で町が壊されてきている状況で、警察や市に何度通報してもなくならない、京都市を動かさなければと住民の方に陳情をだすことをお勧めし、わずか2週間で署名を集める、地域を守りたいという住民パワーで全会派を回ってもらい、市民が困っている実態が明らかになった。他会派も取り上げて、京都市が再三強く指導して解決するということがあった。陳情の中には過度な規制をするなという趣旨のものもありましたが、ともかく民泊について多くの市民が考える土壌を作り出した議員団の力を感じました。

「住んでよし訪れてよし」というバランスが崩れ、日帰り観光客が減り、外国人宿泊客のみでやって行こうという姿勢だ。1万室増やす計画を前倒しで達成している。観光消費額を1兆円から1兆3千億円に目標を立てている。しかし、漬物業界からは売れないという声。外資系ホテルが増え、非正規雇用が多い。地価が上がり、住宅のための土地を若い人たちが買えなくなり、若い世代が流出していっている…

完全に数量管理がされている外国の例もある。バルセロナ市長はもうホテルは作らないと宣言している。

住民が求めたら説明会をするという修正案には自民党も載ったと言います。修正をかけられて京都府のものより厳格な規制になっています(府議談)。詳しくは市政トピックスをご覧ください。

また、府議団との連携に関しては常日頃、党の府委員会の専門部を通じ一緒に学習会や調査、経済界訪問、保守層に働き掛ける際など連携をしっかり取っているということ。私たちも個別課題では連携をとれることもありますが、各市議団との連携はまだまだ強化しなければと考えました。

議員団として政府にレクチャーを受けることなど私たちがもちえなかった視点もうかがい、参考になりました。民泊だけでこの出版物(@_@)

今度は私たちの方が誇れる成果をもってお会いしましょう。と伝えつつ、神奈川のLGBT施策はちょっと参考にしていただいても…と控えめにお伝えしました。

井上市議、倉田市議、やまね市議、平井市議、事務局のみなさんお世話になりました。

〇京都府議団との懇談

14名の議員団でしたが、今年3月、上原ゆみこ府議が亡くなりました。私もSNSでお見かけしていたので残念でなりません。

府議会第2党です。40年間自民党中心の知事のもとで民心を含んでやはりオール与党だと言います。来年は15議席を確保したいと。

蜷川府政のころは与党。(私の15歳までずっと知事は蜷川さん。)原発の立地問題があり、久美浜に立地計画があったが、地元漁民のみなさんが船団を連ねて海上デモを行い、蜷川知事は原発の立地を許さなかったという事実を知りました。府議団の中で唯一、かみね府議は蜷川さん時代に事務局にいらしたそうです。

その後、野党の立場で住民と一体になって要求を積み上げて変えてきた。荒巻知事は小児医療費の無料化を絵に描いたモチだといったが今では通院3歳入院中学卒業までと引きあがってきた(通院は神奈川が珍しく上回っている…)ほとんどの自治体は小学校卒業までというのは当然に。残りは京都市だと。(政令市の方がが住民サービスが遅れているのは横浜と似ています。大型開発に回されやすい仕組みがありますね。)

府議13名のうち11名が京都市選出だといいます。人口も京都市民は府民の半数を越えます。活動は府域に調査・報告に行くことが多いといいます。自民党オール与党府政なので役職がパージされている。委員長副委員長職など。議会第二党であるにもかかわらず、他のすべての与党勢力がむすんで役職から共産党排除など、本当にこの情けなさは神奈川と通じるものがあります。

何でも反対ということではなく、提案活動を重視している。与党経験を持っている。与党になったときに説明ができる水準で物事を考えよう、与党になっても耐えうる政策判断をしようと心がけている。

余程おかしいことは反対、不当なこと以外は協力している。運営上共産党がそういう態度をとっていることには、一定の評価を受けている。だからダメな時はダメとガンと言える。

府政分析を毎年努力して行っている。団総会や府委員会の長い会議をやって分析し、知事選挙で勝津ということを意識している。国の動きや京都市の動き、国の地方創生の動き金の動きなど中央委員会から来てもらって勉強会を行っている。

府政が変われば暮らしは必ず良くなる。

日常的に政令市の市議と要求運動は一体で行っている。(これは私たちも同じです)農業も林業もない中京区の府議が農業や林業の話をしに府域へ行く。そのことが評価されている。

ブラックバイトや奨学金のアンケートは若者と連携して取り組んでいる。LDA京都という青年団体と連携している。議会中であっても議員団が率先して大学前でアンケートをとった。そこから実態をつかみ、施策をつくるよう迫り、中小企業に働く人たちの奨学金が進んだ。無保険の実態調査、雇い止め、解雇の実態調査も行っている。神奈川の街角街頭相談は参考になった。国政交渉も若者に一緒に行ってもらう。

(京都府議団の若者・学生生活アンケートは冊子にして全国に発送していただき、私たちも大いに参考にさせていただきました。神奈川でワークルールブック配布ができたことはお伝えしました。下の写真で私が持っているのがその冊子です、)

認められない海外視察についての対応を聞くと、認められないような海外視察は提案させないよう事前に話し合うと。オンブズマンや行政管理機構が強い。マスコミを使い、弁護士も力を貸してくれる。

中小企業支援に関しては預託金制度の活用をアドバイスしてもらいました。

おもしろかったのは、政令市の市民は府政に関心がありますかと聞くと、「ありませんね」と。これほどの府議団があったもそれはどこも同じか…。しかし、私たちの小さな会派ですら、県議団の誕生で県政がわかるようになったと言っていただいています。京都市民はきっと府のことも意識しているはず。

府会議員は府のことを考えながら、府であれ国であれ市であれ、そのことを改善するために府議団はがんばりますよ、府やったらこういうことができますね。国やったら、市やったら、と取り組みます。

最近になって、そう、県議は、国も市もよく見えるという気がしています。よく見て行かなければならないポジションかなと。

前窪府議、かみね府議、みつなが府議、島田府議、原田府議、桝井事務局長、お世話になりました!

だらだら書きましたが、市議府議ともに分厚い貫録を感じました。私たちもできることがもっとある!頑張ればここまでのことができるようになる、と期待がもてた懇談でした。がんばるぞ!

この府庁舎左壁面に「憲法を暮らしに生かそう」の懸垂幕がかかっていたのでした。憲法を暮らしに生かすぞ!

 

 

 

 

 

 

 

市議団は


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