大山奈々子
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津久井やまゆり園事件追悼式に参加しました。

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2年前のこの朝、県立の障害者施設である津久井やまゆり園で大量殺傷事件が報じられ、後に、元職員による障害者の存在意義を否定する優生思想に根差した犯罪であることが明らかになりました。津久井やまゆり園で起こったことは今なお人々の心に深い傷を残し、社会の在り方が問われ続けています。

さきごろ、相模女子大グリーンホールで津久井やまゆり園事件の追悼式が行われ、私たち議員も参加しました。

昨年も感じましたが、入倉園長が語り掛けるお一人お一人の顔を思い浮かべての、そして自らを責めておられるような痛切なご挨拶は迫ってくるものがありました。

黒岩知事はまたも犯人への憤りを口にされていましたが、またかと思いました。怒っている場合か。

私は「ともに生きる社会かながわ憲章推進特別委員会」では、県立施設で職員が起こした事件であることを思えば、この「憤り」は事件を防ぎえなかった行政側が自省の意味を込めて口にするものであるべきだという趣旨の発言をしました。

やまゆり園は入所者のみなさんの思いを最優先に聞き取り、新しい二か所の施設やグループホームなど地域移行を含め、みなさんの移住先を検討中です。

ともに生きる社会かながわ憲章を掛け声だけにせず実のある施策につないでいくことが県行議会、県行政としても、あの時弔辞を寄せた首相や国会議員らにも求められる課題です。

盲目のバイオリニスト川畠さんの演奏は本当にすばらしかった。式の性格上拍手は遠慮しましたが、ありがとうございました。

その日の朝、うちの団からは木佐木議員と井坂議員の参加で憲章を普及する行動が超党派で行われました。憲章の普及が必要なのか?と当初懐疑的ではありましたが、繰り返しマイクを持ち、共生社会を訴えるうち、手渡した県民からお願いします、と言われながら、我々自身が決意を固める活動でもあるなと思うようになりました。


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