大山奈々子
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前川喜平さん講演会のち相模補給廠の役割

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いろんな資料で前川さんのお話をよむことがあり、また、ご講演を聴いた方からは大変評判のいい、元文部事務次官の噂の前川さんのご講演。横浜市立高等学校教職員組合主催でした。

ヨコハマの子どもたちのために、というタイトルで。横浜市教委はいいんじゃないですか、東京都大阪に比べればという相対論で導入。お話は二時間にわたり、教育と教育行政は違うと厳しくご自分に戒めていらした話、安倍政権の支配が文科省や司法、メディアに及んでいる実例、教育勅語をめぐるあれこれ…。まっとうな文部官僚であろうとして来られた前川さんの生き様、面従腹背という著書がありますが、少しでもレジスタンス、組織の中に居続けてレジスタンスという話がおもしろかったですね。少しでいいのかという質問に、少しでもいつか大きな結果になるという答えに希望を感じました。この方がひっぱりだこになる理由がわかりました。

午後は相模原へ。相模補給廠がアジア太平洋のミサイル攻撃の拠点司令部へと変質させられていく話。今度質問でとりあげたいので赤旗の軍事に詳しい記者さんのお話を伺いました。会場は基地周辺自治体の議員もたくさん来ていて、一般参加者もたくさんいらしていてこの問題への関心の高さをしめしました。

重要な戦略拠点であるがゆえに、米軍は京都の経ケ岬や青森の車力などの基地にシェルターを購入していうという。攻撃対象にされることを想定している。ハワイや沖縄の嘉手納。グアムに展開するミサイルの数々に司令を出す部隊が駐留して相模原がそういう場所になるのだという危機感が共有されました。

私の理解の中では日本より韓国の方がまあ、集団的自衛権もあり、軍事的にアメリカと密接だと思っていましたが、朝鮮戦争が解決した後は日本がターゲットになると。戦時統制作戦権を韓国は返還する。軍備も縮小の方向にある。

その代わりが日本。

2015年4月の集団的自衛権閣議決定下で安保法制が成立し、施設や役務の提供が含まれ、日本は日本自体が出撃できる法体系になっている。でも憲法9条がある限り、歯止めがかけられるし、闘うことができる。改憲阻止への思いも強く。他にも興味深い中身が語られました。帰りに相模原駅に近い補給廠を外から見ました。ここに一挙に115人が増員されて危険性が増して…早く主権国家らしい米軍との付き合いに変えなければなりません。日米地位協定の改定、急がせましょう。

 


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