台風被害の予算等補正予算案が可決 豚コレラワクチンの謎
長らく投稿できずにいました。失礼しました。第三回定例会後半がはじまっており、初日には臨時に常任委員会が開かれ、私の所属する環境農政常任委員会でも農林水産業の復旧支援に、約43億円が提案されました。国と合わせた支援メニューで、卸売市場の壊れた屋根や、水産業では冷凍施設、農業施設などが対象となっています。私は要望の中で定置網が支援の対象外になっているので定置網なども対象とするよう検討することを求めました。
補正予算の全貌はこちら 全会一致で可決です。

また、この日は豚コレラのワクチン接種に備えて1頭230円の手数料条例が議案となっていましたが、本県の豚は6万8千頭いるそうです。発生以来1年を超え、12の県に感染が広がっている中、すでに何十万頭と殺処分されています。国がいつまでたっても農家の衛生管理などを理由にしながら、ワクチン接種を許さず、その理由が、接種すると「清浄国」ではなくなり、輸出ができなくなるからだと。しかし感染が知られればそれで充分清浄国ブランドはなくなるわけで、国内需要が多い我が国にあって、どう考えても発生以来一年も手をこまねいている理由がわかりません。9月末になってやっと、発生した地域では接種が認められましたが、近接していても予防的接種が認められない…
神奈川県としては国に対して4回も接種を許可されるよう求めていますが、かなっていません。
私は「農民」という新聞の10月21日号、日米貿易協定の中で首脳会談において、全米養豚団体の会長が日本が豚コレラで豚肉の供給が手薄になっていることをトランプ大統領にチャンスだと語った記事を紹介しました。
日本政府が接種をなかなかさせてくれなかったこととの因果関係はないと信じたいですが、情報としては必要だと考えたためです。養豚業者の苦難を知る県として国に更なる働きかけを求めました。